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エイズ患者や凶暴女性が脅す「立ち退かせ隊」

役人と請負会社と警察と不動産業者の癒着で横行

2015年3月13日(金)

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 中国語で“拆遷”とは「建物を取り壊して立ち退く」ことを意味する。この言葉に“隊”を加えて“拆遷隊”とすると、「建物を取り壊して立ち退かせるためのチーム」となり、「立ち退かせ隊」を意味する。中国では官民を問わず、新たな事業計画に土地が必要になると、当該土地の居住者や使用者に補償金の支払いを条件に立ち退きを要請するが、条件が折り合わず、居住者や使用者が立ち退きを拒否して居座ることが多い。立ち退き交渉は難航するのが常である。

土地は国や集団の所有、警察も破壊を“静観”

 この結果、事業計画の進行が遅れそうになると、事業主や不動産業者が雇った「立ち退かせ隊」がいずこからともなく出現して、問答無用とばかりに住宅や耕作地を破壊して更地にしてしまうのである。こうした事件は全国各地で頻発している。

 そうした立ち退かせ隊による破壊活動を地元の“公安局”に通報しても、往々にして警察官は出動が遅いばかりか、現場に到着しても介入せずに破壊が完了するまで静観することが多い。そこには公安局と事業主や不動産業者との癒着の構図が見て取れるが、公安局が槍玉に挙げられることは滅多にない。中国の土地は都市部が国家所有、農村部が集団所有であり、庶民が持つのは土地使用権だけであるから、土地問題では常に泣くのは庶民という図式が成り立ち、庶民は「泣く子と地頭には勝てない」と諦めるのが通例である。

 そうなると、立ち退き拒否で居座る居住者や使用者を黙らせる最も有効な手段は、立ち退かせ隊による破壊ということになるが、その立ち退かせ隊に新手が出現したと中国メディアは次のように報じた。

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「世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」」のバックナンバー

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「エイズ患者や凶暴女性が脅す「立ち退かせ隊」」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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