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アシアナ航空着陸失敗事故で、韓国国土交通部とパイロット組合が対立

原因はパイロットに過労を強いる体制である可能性

2015年4月22日(水)

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 4月14日の20時5分。広島空港に着陸しようとしたアシアナ航空162便が滑走路をはずれ、乗客が緊急脱出する事故が発生した。アシアナ航空の公式発表によると、乗客73人のうち25人が病院に搬送され、15日には全員帰宅したという。

 アシアナ航空は15日、57人の社員で構成する現場対策チームを広島に派遣し、事態の収拾に努めている。機体は日本の運輸安全委員会の調査が完了してから移動させる予定だ。運輸安全委員会は現地調査を18日に終了し、事故原因を解明して調査報告書をまとめる作業に入った。完成まで1年以上がかかる見通しだという。

 アシアナ航空は安全点検のため4月末まで仁川-広島路線の運航を一時中断する。仁川-広島の便を既に予約していた人には返金、または仁川-福岡の便に変更し博多-広島間の新幹線費用を支給することにした。仁川から広島に行く直行便はアシアナ航空しかない。

 17日にはアシアナ航空の社長が広島県庁を訪問。負傷者が出たこと、広島空港が閉鎖され利用客や関係者に大きな迷惑をかけたことについて高垣広徳副知事に謝罪した。アシアナ航空は18日、けがの有無にかかわらず162便の乗客全員に一時慰労金として5000ドル(約60万円)を支払うと発表した。

 韓国の国土交通部(部は省)は15日の6時5分、事故調査官6人と航空安全監督官2人を広島空港に派遣した。彼らは機体の欠陥、パイロットの過失、管制センターの過失、空港設備の問題など幅広い問題を1カ月かけて現地調査するという。

国土交通部は航空会社に「安全管理」を徹底

 国土交通部は15日、韓国の航空会社8社(大韓航空、アシアナ航空、チェジュ航空、ジンエアー、エアー釜山、イースター、ティーウェイ、エアー仁川)の代表理事を集めて緊急会議を行い、再発防止のため「安全管理」を徹底するよう指示した。安全管理には、航空機の整備、航空機の運航前点検、航空会社の全社員に対する徹底した教育訓練、航空機運航状況の徹底したモニタリング、非正常運航が発生した場合の国土交通部への迅速な報告、などが含まれる。

 国土交通部は航空会社に対し、連休中に無理な運航をしないことも求めた。5月初めは韓国、日本、中国の連休が重なり航空利用客が急増する。このため5月の連休だけ運航するチャーター便も増加する。

 国土交通部は、「アシアナ航空が2013年にサンフランシスコ空港着陸失敗事故を起こして以降、航空安全文化増進、航空社安全評価・安全監督体制改善など40項目を守るよう航空会社に要請している。それにもかかわらずアシアナ航空はまた事故を起こした。アシアナ航空のパイロットの訓練システムを重点的に再確認し、異常が見つかればアシアナ航空に対し監査を行う」としている。

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「アシアナ航空着陸失敗事故で、韓国国土交通部とパイロット組合が対立」の著者

趙 章恩

趙 章恩(ちょう・ちゃんうん)

ITジャーナリスト

研究者、ジャーナリスト。小学校~高校まで東京で育つ。ソウルの梨花女子大学卒業。東京大学学際情報学府博士課程に在学。日経新聞「ネット時評」、日経パソコン「Korea on the web」などを連載。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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