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老人8割、無謀航行、長江転覆事故の内幕

泳げない老人たちの悲劇は避けられたはずだ

2015年6月12日(金)

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 5月27日の朝6時30分に“長江(揚子江)”の観光遊覧船「“東方之星”」は江蘇省の省都“南京市”北部の“栖霞区”にある“五馬渡碼頭(五馬渡埠頭)”に到着した。これは東方之星にとって今年3回目の五馬渡埠頭への接岸であり、翌28日には乗客を乗せて出航する予定だった。今回の航行は、南京市から長江を上流へ遡り、風光明美な三峡を経て重慶市までの約1800キロメートルを11日間かけて沿岸の観光地を順次巡るものだった。

文明船の旅客輸送は年8万人

 東方之星は重慶市“万州区”に本部を置く国有企業「“重慶東方輪船公司”」(以下「東方輪船」)が所有する観光遊覧船で、乗客の数に応じて南京・重慶間を不定期に運行するものだった。東方輪船は1967年に創立された長江の水運会社で、当初は貨物輸送を行っていたが、その後旅客輸送に転じ、今では重慶・南京間の観光遊覧船の運航を本業としている。その所有する船は、主として外国人観光客を対象とする豪華客船“東方大帝”、国内観光客を対象とする客船“東方之珠”、“東方之星”、“東方王子”、“東方皇宮”、“迎賓3号”の5隻、計6隻で構成されている。船名に“東方”を冠する5隻は重慶市から“文明船(マナー船)”の認定を受けており、年間の旅客輸送数は延べ8万人を超えている。

 東方輪船は傘下に“重慶東海旅游有限公司”、“成都東海旅行社有限公司”、“宜省中長海旅行社有限公司”という旅行業者3社を持ち、これら3者を通じて長江遊覧の観光客を集めている。5月28日に五馬渡埠頭を出航する東方之星の旅程は次のようになっていた。

1日目(5月28日):南京市の五馬渡埠頭を出航
2日目(5月29日):安徽省“安慶市”に停泊し、市内観光
3日目(5月30日):江西省“湖口市”に停泊し、“石鐘山”および“九江”観光
4日目(5月31日):湖北省“武漢市”に停泊し、市内観光
5日目(6月1日): 湖北省“赤壁市”に停泊し、赤壁古戦場を観光
6日目(6月2日): 湖北省“荊州市”に停泊し、荊州古城を観光
7日目(6月3日):湖北省“宜昌市”に停泊し、市内観光
8日目(6月4日):三峡の“香渓峡口”に停泊し、三峡の景色を観光
9日目(6月5日):三峡の“巫峡”に停泊し、三峡の景色を観光
10日目(6月6日):重慶市“豊都県”に停泊し、“鬼城”を観光
11日目(6月7日):重慶市の“朝天門埠頭”に到着

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「老人8割、無謀航行、長江転覆事故の内幕」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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