データの活用法で大きな差がつく投資で鍛える−アソシエ流−「先読み力」

『株式投資+FX』で複合的に市場を分析する

「今から投資を始めるのは危なそうだ」

そう感じている投資家も多いだろう。サブプライムローン問題が表面化してから株式市場は軟調だし、金融機関の決算も軒並み巨額の赤字。だが、過度に臆病になっていてはお金は預金口座に眠ったまま。自分という資本がせっかく苦労して稼ぎだしたお金。効率的に働いてもらい増やしていきたい。

「最近では、下落相場で利益を上げる投資商品も増えており、身近になっています。為替市場でも、円高だと収益チャンスがないように思われがちですが、株の信用取引なら下落局面で稼げますし、今が底だと考えるなら仕込み時でもあります。FX(外国為替証拠金取引)にしても円高でも円安でも稼げる便利な金融商品です」(T&Cフィナンシャルリサーチ代表取締役・吉田恒氏)

円高が進んでいるということは、内需産業なら原材料の輸入コスト低下で利益の上積みが期待できるかもしれないし、円高ドル安が懸念される輸出関連産業でも最近では新興国での売上比も増えており、意外と影響は軽微かもしれない。

「FXならレバレッジ(梃子)の効果で少ない資金を効率的に運用することもできます。為替の分析は株や債券への投資にも活きてくるので、株+FX、投信+FXといったように為替を意識して投資することで分析の精度が上がり、ビジネススキルの向上にもつながります」

いかに先を読むのか。相場を分析する力は仕事にも通じる。ありふれたデータでも使い方によっては独創性ある結論を導ける。そのノウハウを投資で学ぼう。


FFレートと日経平均
FFレートと日経平均
FFレートと日経平均は連動する米国の政策金利と日本株はきれいに連動して動いている。傾向としては日経平均が2ヶ月ほどFFレートに先行。

TS倍率
TS倍率
日本株は“相対株価”で考えるTOPIXと米国株指標のS&P500の比率がTS倍率。0.9を割り込む(日本株が割安になる)と反転の兆しか。

「日本株はFFレートときれいに連動して動いています。左図を見てください」

FFレートとは米国の政策金利。昨夏から半年で3%以上も下げてきた。2つの数字の間には、どんな関係があるのか。

「株式市場を金利に反応する金融相場と、業績に反応する業績相場に大別すると米国は金融相場で日本は業績相場。日本株は景気がいいと上がるし悪ければ下がる。では日本の景気はというと米国景気の影響が大きいし、米国景気はFRB(連邦準備理事会)が決めるFFレート次第。だからFFレートと日本株の関係に注目する必要があります。4月末でFRBの金利引き下げが打ち止めだとすれば、日本株も底打ちの可能性が高い」

なかなか見られない比較だが、どちらも簡単に手に入るデータだし、エクセルひとつで容易に比較が可能だ。事象を複合的に見ることで新たな発見がある。


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