PCの遊休資源をネットワーク化する
独自のグリッド技術で資源大国ニッポンを実現
YouTubeやニコニコ動画など、インターネットのサービス、あるいは広告・プロモーション活動は、動画などの大容量コンテンツに移行してきている。これらの処理の高速化やサーバの設備投資を軽減し、負荷分散処理を低コストで実現するのが、プロモーショナルグリッドだ。このプロモーショナルグリッドで、新たな資源の取引市場の形成を目指しているのがブランドダイアログ株式会社だ。

サーバ環境を一変させる画期的なグリッド技術

 「仮想スーパーコンピュータがインターネットサーバだったら」..そんな夢のような構想から出発し、世界に向けた日本発の技術がいままさに始動しようとしている。それがブランドダイアログの「プロモーショナルグリッド」だ。
 インターネットの台頭により、各企業が発信するコンテンツ容量は増加の一途をたどっている。しかもこの容量増加が逆にインフラを圧迫し、サーバへの設備投資が収益を圧迫する原因ともなっている。
 これらの問題を解決し、しかも投資対効果の高い次世代のプロモーションインフラ環境の創出を目指したのが、同社が推進するJapan Grid構想である。

グリッドテクノロジーを駆使しネットワーク化された資源の取引市場とプロモーショナルグリッドの概念図

遊休CPU/HDD資源を利用し仮想スーパーコンピュータを構築

 プロモーショナルグリッドでは、外部のパソコンやサーバのCPU、それにHDDといった資源を借り受け、仮想スーパーコンピュータを構築。これをWebサービス事業者や研究機関などに貸し出し、動画配信・エンコードや3Dレンダリングといった高負荷な作業を行なわせることで、設備費の軽減を実現する。
 遊休のCPU/HDD資源を利用し、分散処理を可能にするこの技術は、もちろん日本だけにとどまらない。時差を利用して、借り受けた資源を24時間クライアントに安定的に供給するため、ブランドダイアログでは米国、欧州での展開も視野に入れている。
 さらに遊休CPU/HDDを活用するため、社会的に推し進められている「グリーンIT」にも貢献しており、将来的にはCO2排出権枠取引などとの連携も視野に入れているという。
 そして3年後の2011年は、地上デジタル放送の開始により、このプロモーショナルグリッドの成果が結実する年と言われている。テレビ放送とインターネットが融合するためには、大規模なサーバインフラが必要になるが、プロモーショナルグリッドはそれを解決する可能性を持った技術だからだ。
 遊休CPU/HDD資源を利用するこの技術は、また“資源大国”ニッポンを実現するための技術ともなるはずだ。

高機能グループウェアを高セキュリティ環境で無償提供

GRIDY

 これまでのグリッド技術では、セキュリティ面に対する誤認識もあった。
 プロモーショナルグリッドでは、データの分散化や分割化といったグリッドならではの技術により、突然の電源ダウンや起動といったリスクに対応している。さらにデータのやり取りの際は独自のVPN(バーチャルプライベートネットワーク)技術や暗号化技術を用いることで、高度なセキュリティが保たれている。
 一方、CPU/HDD資源を提供してくれる企業に対しては、SaaS型の高機能なクラウド・グループウェアが無償で提供される。
 このグループウェアは、カレンダーやメーラーといった基本ツールを押さえつつ、従来のグループウェアにはない特徴的な仕組みを盛り込んでいる。それは、外部の会社と企業間をまたがって情報を共有できるクラウド化の実現だ。
 例えば、プロジェクトによっては、社外と連携したスケジューリングや機密情報を扱うケースも少なくないだろう。このグループウェアを導入することによって、企業間での情報共有を実現、プロジェクト全体のスケジュール管理や機密情報のやり取りも可能なものにしているのだ。これも、高セキュリティな環境を生み出すプロモーショナルグリッドの技術があってこそだ。
 そして、同社はこれら遊休CPU/HDD資源の提供と、高度なセキュア環境下、SNS感覚でグループウェアが利用できるというサービスを組み合わせ、「GRIDY」という名称で11月からα版の運用を開始する。
 「GRIDY」は2008年度中にテスト運用を行ない、フィードバックをもとに2009年から本格サービスを予定しており、早くも多くの企業から注目されている。
 これに伴い10月31日まで100社限定で、SaaS型クラウドグループウェアGRIDYのテスト導入企業を募集中だ。詳しくは、http://gridy.jp/b/にアクセスしてほしい。
 ブランドダイアログは独自の仮想化技術を応用し、遊休のCPU/HDD資源をネットワーク化することで、プロモーショナルグリッドというまったく新しい仮想スーパーコンピュータを創出する。この技術を原動力に、やがて日本を資源大国として生まれ変わらせる日が来ることを期待したい。 

ブランドダイアログ株式会社 東京都中央区築地3-7-4 トーソービル4F TEL.03-3547-7070 FAX.03-3547-7071 URL.http://branddialog.co.jp/
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