NBonline シリーズ企画 松任谷正隆のクルマ語り
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WRCに参戦するパワフルな走りの実力

 1.5リッターエンジンに比べると2リッターエンジンは当たり前のことながらパワフルである。山道をぐいぐいと加速していく。しかし、1.5の出来がなまじいいものだから、2リッターは果たして必要だったか、とさえ思った。1.5のFFにするか、2リッターの4駆にするか、悩ましいところではある。でもやはりこのクラスのコストパフォーマンスを考えれば1.5がベストチョイスかもしれない。なにしろ値段だけで言うならば軽自動車並みなのだから。

 余談だがこのSX4、ついにWRCに参加をする。ジュニアの部では過去には別の叔父にあたるイグニスが圧倒的な強さをみせており、現在では兄のスイフトがそれを継いだ形になってはいるものの、今度は無差別級とでも言おうか、いよいよ出てきたな、という感じである。そういう意味でもこの家系には強くモータースポーツのにおいがする。政治力もあまり持たない小さな家系なだけにぜひがんばってほしいと思う。
リヤ
必要に応じてコンパクトに折りたたむことのできるリヤシートの採用で、乗る人や荷物の量に合せて、車内空間を自在に使いこなすことができる。
爽やかな明るさがSX4の最大の魅力
 実を言えば最初にSX4に接したとき、あまりぴんとはこなかった。というのも何度も言うようだけれどスイフトがあまりにもよく出来たクルマだから、である。スイフトと比べるとドライブしているときもどこかぶよっとした感触が付きまとい、きっちりとしているというよりはどこか大雑把なところがあり、研ぎ澄まされたところが見えにくいクルマだと思った。スイフトだったらもっといいことが書けるのに、とさえ思った。けれど長く接しているうちに、こいつにはこいつのスイフトにはない魅力があることに気付き始めたのである。それは次男が持つポジティブな性格とでも言おうか。明るいのである。このクルマからかもし出される雰囲気はどこか空気が乾いており爽やかだ。それでいて、スイフトにも似てまじめなところもあるから、意外に飽きないのではないだろうか。

 ハワイでもアメリカ西海岸でもいい。どこかの倉庫に忍ばせておいて、着いたらすぐに引っ張り出して遊びに行く。そんな光景が浮かびそうなSX4なのであった。
スズキ SX4 スズキ SX4
全長×全幅×全高
4,135mm×1,755mm×1,605mm※
車両価格:4WD/4AT車 2,037,000円  2WD / 4AT車 1,827,000 円
エンジン:J20A型水冷4サイクル直列4気筒
総排気量:1,995cc
ルーフアンテナを取り外した状態での数値です。
関連リンク
→ SX4オフィシャルサイト
お問い合わせ先
→スズキ株式会社スズキお客様相談室 0120-402-253
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松任谷正隆氏
1951年生まれ。音楽プロデューサー。1984年より通算20年以上にわたり「CAR GRAPHIC TV」(BS朝日ほか)のキャスターを務める。「日本カー・オブ・ザ・イヤー」選考委員、および「日本自動車ジャーナリスト協会」会員。
本シリーズ企画のコンセプト
本シリーズ企画では、毎回、ある車両タイプのなかから注目の車種を“1車両タイプ1車種”に限って採り上げ、松任谷正隆氏が試乗インプレッションを語る。独自のコンセプトから生まれる卓越した性能、個性的なデザイン等の特徴を有する各クルマのこだわりと、そこから生み出される新たなステイタス感、ワンランク上のドライブフィールやユーザビリティ等、各クルマの魅力に深く言及。それぞれが拓く新たなカーライフの可能性を探る。
CONTENTS
VOL.4
SX4の
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VOL.3
MPVの
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VOL.2
オーリスの
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VOL.1 三菱自動車パジェロ
パジェロの
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