デジタル化で映像の高精細化と操作性を追求 入退室管理と連携し、見えないリスクにも対応

DIGITALMELOOK DIGUARD

セキュリティーの基本となる映像監視 ベンダーの技術開発でさらに進化


三菱電機株式会社 常務執行役 通信システム事業本部長 中村 元行氏

今日、企業は様々なセキュリティー対策を実施している。背景には、個人情報保護法や内部統制といったキーワードが挙げられる。もはやセキュリティーは、企業にとって「防犯」以上の意味を持つ取り組みとなってきている。

各種セキュリティー対策のうち、最も幅広く利用されているのは、やはりカメラを使った映像監視(CCTV)システムではないだろうか。映像監視システムは、金融機関など、より高度なセキュリティーが求められる分野で早い時期から利用され始め、今日では、企業や各種店舗、一般の住宅やマンションなどにも導入されている。

しかし、長年利用されてきたとはいえ、映像監視システムの進化はいまだ続いている。この領域の主要ベンダーの1つである三菱電機の中村 元行氏は次のように語る。「三菱電機では、1954年以来、常に技術開発への投資を続け、各時代の市場ニーズに応じた映像監視システム製品を投入してきたと自負しています」


アナログ並のコストパフォーマンスとデジタルの高精細性、利便性を両立

三菱電機の取り組み、姿勢は、現在同社が提供している映像監視システムのラインアップにも表れている。

同社では、現在、ニーズに合わせた3つのシリーズで映像監視システムを展開。まず1つ目は、アナログベースのシステムである「MELOOK(メルック) G」シリーズだ。「MELOOK G」シリーズは、屋内、屋外を問わず、設置場所に合わせて最適に設計された監視カメラ群と管理機器・システムによって、あらゆる業種や目的、規模に応じたシステム導入を支援する。

2つ目は、最大で512台ものカメラ制御が行え、大規模監視を可能とした「DIGITALMELOOK(デジタルメルック)」シリーズだ。このシリーズはカメラからレコーダーまでを一貫してデジタル化し、オールデジタル技術により、映像の高精細化を実現した。カメラの制御も複数のコントローラーを操る必要はなく、マウスクリックひとつで簡単に操作ができる。

そして、3つ目が「MELOOK μ(メルックミュー)」シリーズである。このシリーズは、「DIGITALMELOOK」の高精細化をさらに前進させ、メガピクセルによる映像監視・記録を実現。しかも、デジタルシステムながら、アナログシステムと同等のコストパフォーマンスで、コンビニの店舗など、より小規模な監視用途にも手軽に導入できる。

「監視カメラには、より高精細な映像が求められるようになっています。例えば、小売店などでお金を受け渡す際、どんなお札を受け渡したかまで把握したいといった、従来のシステムでは対応できない要件が一般化してきているのです。『DIGITALMELOOK』および『MELOOK μ』は、そうした高精細ニーズに対応。最新のセキュリティー要件を満たすシステムを実現します」と中村氏は強調する。

映像監視と入退室管理を統合 「なりすまし」などの不正を防止

一方、今日、リスクは複雑化しており、企業は、映像監視システムなどの物理セキュリティーのみならず、情報の暗号化や操作ログ管理など、情報セキュリティーも含めた対策に包括的に取り組む必要がある。

しかし、従来、各セキュリティー対策は、別々に導入・運用されるケースがほとんどだった。そのため、各対策は分散し、それが運用効率やセキュリティーレベルの低下を招く要因となっている。

これに対し三菱電機が打ち出したのがセキュリティー対策の「統合」という考え方だ。それを具現化したのが、トータルセキュリティーソリューション「DIGUARD」である。

「『DIGUARD』は、各セキュリティー対策をサブシステムと位置付け、物理、情報を問わず、それらを機能連携。統合的なセキュリティー環境を構築します」と中村氏は話す。

具体的には、「DIGUARD NET(ディガードネット)」という共通のプラットフォームを通じて、各種機器やシステムを連携し、それぞれの情報を相互にリンク。より高度なセキュリティー環境を実現するのである。あらかじめ、各機器やシステムのインターフェース、データフォーマットを標準化しているため、連携も容易。低コストかつスピーディーにシステムを拡張していける。

図 映像監視と入退室管理システムの連携イメージ

映像監視システム「DIGITALMELOOK」と入退室管理システム「MELSAFETY-P」を連携。両者の補完的な融合により、単一のシステムでは捉えることができなかったセキュリティー上の不正を検知できる。
(図はクリックで拡大表示できます)

去る10月10日には、「DIGUARD」におけるパッケージソリューションの第一弾もリリースされた。先に紹介した「DIGITALMELOOK」と入退室管理システム「MELSAFETY(メルセーフティー)-P」、映像と入退室ログをPC上で一元的に管理するネットワークビューワ「NR-SW8000DG」の連携ソリューションである(図)。

ビルやオフィスへの部外者の入室防止を目的に、同時に活用されることも多い映像監視とIDカードなどを利用する入退室管理システムだが、映像監視システムだけでは、他人のIDカードを利用した「なりすまし」、入退室管理システムだけでは、1枚のIDカードで複数人が入室する「共連れ」といった不正を確認するのは難しかった。

しかし、両者を連携した今回のシステムでは、映像と入退室記録を同時に確認することができ、特に大規模監視に多く用いられる「DIGITALMELOOK」にとっては、最適な組み合わせとなる。これなら、効率的かつ確実に入退室における不正を防ぐことができる。

「もちろん、このシステムもトータルセキュリティー環境の一端にすぎません。三菱電機は『DIGUARD』で、すべてのセキュリティー対策を、有機的に連携し、お客様のセキュリティー対策の効率化と高度化を支援していきます」と中村氏は今後の展望を語った。


お問い合わせ
三菱電機株式会社

通信事業部 通信第二部
TEL:03-3218-6402
www.MitsubishiElectric.co.jp/cctv
〒100-8310 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル

▲ページTOPへもどる