スーパーマーケットをチェーン展開するイズミヤ株式会社では、2007年8月にNECのモバイルPC・UltraLite(ウルトラライト)を導入。仕入業務の効率化に大きな成果を上げている。同社を訪ね、モバイルPC導入の目的、メーカー選定のポイントなどについて話を聞いた。

大阪に本社を置くイズミヤは、関西地区を中心に総合スーパー、食品専門スーパーなど88店舗を展開する企業である。
日用品等の仕入れを担当する同社の住関商品部では、各バイヤーが仕入先を訪問し、商談の後に発注するアイテムと数量を決定している。同社の商品管理のベースとなるのが商品マスタ。新規のアイテムを商品マスタに登録し、廃盤になったアイテムを削除するのはバイヤーの仕事だが、こうした業務はデータがある本社でないと行えない。そのため、バイヤーは本社と仕入先を行ったり来たりしなければならない上に、商品マスタシステム自体も十分に活用されているとは言えない状況にあった。
そこで今回、情報技術部が中心となって、モバイルPCを活用した業務改革を実施したのである。2007年8月、NECのモバイルPC・UltraLite(ウルトラライト)52台を導入し、通信カードを使って外出先から社内システムにアクセスし、本社にいるときと同様に業務ができる仕組みを構築。2007年9月から本格的な運用を開始した。
これに先立って、同社では2006年に衣料商品部のバイヤー向けにもUltraLite 70台を導入しており、同様のシステムを構築していた。「住関商品部でも衣料商品部と同じUltraLiteを使うことに決めたのは、同じ機種の方がシステム的に運用しやすいこと、そして実際に使用してきた中で、NECなら導入後のサポートも迅速で安心だと実感していたのが第一の理由ですが、すでに利用している衣料品バイヤーの評価が高かったことも、大きな後押しとなりました」と、同社情報技術部の上山善弘氏は語る。「UltraLiteの“軽さ”は、女性バイヤーにも好評です。バッテリ駆動時間も長いので出張や外出先でも安心して使える、仕入先の会社からうらやましがられたという声も聞いています」。
モバイルPCを利用した業務システムでは、PC単体の使い勝手の良さに加え、重要なのがセキュリティである。万が一にも企業情報の漏えいや、外部から社内システムへの侵入があってはならない。そこでイズミヤでは、内蔵指紋センサによる個人認証を行い、登録した社員以外からの不正アクセスを防ぐとともに、ハードディスク内のデータを暗号化。さらに、外付けのDVD/CDドライブや外部メモリは、読み込みはできても書き込みができないように設定した。万一、不注意でPCを置き忘れたり、盗難に遭っても、勝手にデータを持ち出せないようにしたのである。

第三者のなりすましを防止する指紋認証は、UltraLiteの安心セキュリティの1つだ。
「当初のメーカー選定で比較した際、他社のモバイルPCの指紋認証ユニットは外付けでしたが、UltraLiteは本体に内蔵でき、より持ち運びに優れていました。簡単にデータの暗号化ができるユーティリティなども付いていて、ビジネス向け機種ならではのセキュリティへの配慮を感じました」と、上山氏。
また、エコ調達を推進するイズミヤでは、グリーンラベルに適合し、消費電力が少ないことも機種選定の際の条件であったが、「UltraLiteはこの点でも申し分なかった」(上山氏)という。
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