年賀状は、次のビジネス戦略の一手となる重要なツール。
それを成功に導くには、ロイヤリティを重視した差別化と手の込んだしかけが必要となる。
ここでは、限られた時間と大量の年賀状ノルマの中で、効果を上げる一枚を編み出す方法を、心理学者・内藤誼人氏に聞いてみた。
自分をアピールする一枚に“手抜き”は禁物
年賀状は、基本的にDMと同じようなものです。読まずに捨てられてしまえば、ただのゴミ。何百枚、何千枚の中でも目を引くしかけが必要なのです。
そもそも、年賀状の目的とは“人間関係の維持”にあります。人は会わない時期が長ければ長いほど、その印象や評価が徐々に薄れていってしまう。年に一度の年賀状は、そのテコ入れに絶好の機会となるわけです。だからこそ、自分をアピールする一枚を届けなければ意味がない。そしてその王道は、“手間をかける”の一言に尽きるのです。
でも、年賀状の枚数とかける手間は相反するもの。100枚を超えるとさすがに手抜きをしてしまうので、僕は大切な友人に宛てた数十枚しかつくりません。さらに僕の場合は、「あけましておめでとう」なんて当たり前のフレーズも使わない。どうせみんな同じなのですから。そこに使う手間とスペースを私信や近況報告にあて、よりパーソナルな年賀状のやりとりを楽しんでいます。
手間をかけた数十枚で、優良顧客を差別化する
とはいえ、ビジネスマンの場合は、そうも言っていられないでしょう。数百枚もらう人には数百枚出す義理もあるし、年賀状をビジネスツールと考えれば、たんなる私信では済まされない。
そこで重要となってくるのが、差別化と差異化です。
もし数百枚出す必要があるのなら、そこにきっちり優先順位をつけておくのです。そして本当に大切な相手や優良顧客に送る数十枚だけは、徹底的に手間をかける。残りの数百枚は少々手抜きでも構いません。年賀状は、このようにロイヤリティを高める戦略として活用すべきだと思います。
優先順位をつけて、年賀状の「差別化」と「差異化」を図る
書く枚数とかける手間は反比例していくもの。メリハリをつけるためにも、手間をかける枚数を絞り込み、プライオリティに準じた年賀状作成を心がけたい。
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