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テクノスコープ

古いオフィスを「賢く」改造

スマートビルディング[内田洋行、富士通、スタディスト、竹中工務店]

多くの人々が働くオフィスビルが、「IoT」の進展によって賢く生まれ変わる。複数のセンサーを駆使し、消費電力の削減やメンテナンスの効率化などを実現。IT大手だけでなく、家具商社やゼネコンなどがビジネスチャンスとみて参入を急ぐ。

オフィスのあらゆる場所でIoTのメリットが生まれる
●内田洋行の「UCHIDA IoT MODEL」
空調制御 センサーを活用し、温度や湿度などの室内環境を分析。空調設備と接続して自動的に最適化する
❷セキュリティー 監視カメラと接続することで、画像や映像を一元管理。他のシステムと連動させてセキュリティーも高める
❸入退室管理 照明や空調とつなげて最終退出時に照明や空調を自動的にオフに。セキュリティーカメラとの連動も可能
❹照明制御 照明を細かく調整して照度を管理し、無駄な点灯をなくす。地震時に点滅させて警報としての役割も持たせる
❺遠隔監視 工場や支社といった遠隔地の電力、ガスなどのエネルギーや関連設備を制御。タブレット端末などでの管理も
(写真=Kohei Hara/Getty Images)

 照明が点灯している場所と時間、エアコンの稼働状況や社員一人ひとりの入退室情報──。多くの人が働くオフィス空間は、様々なデータであふれている。こうしたデータを「IoT(モノのインターネット)」技術を駆使して収集し、労働環境の改善やコスト削減に役立てる動きが加速している。「スマートビルディング」や「スマートオフィス」と呼ばれ、多くの企業が参入する。

 その代表選手が内田洋行。オフィス家具商社のイメージが強い同社だが、実は3年半前からIoT事業を本格展開する。「働く人たちが最も快適に仕事に打ち込める環境を整える」と、スマートビル事業推進部の山本哲之部長は力を込める。

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日経ビジネス2017年8月28日号 86~88ページより