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堤 清二 先見と誤算|西武・セゾンが問いかけるもの(第8回)

セゾン解体、屈辱の戦い

2018年1月12日(金)

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バブル期までの拡大戦略で「共犯」だったはずの銀行は豹変した。容赦なく負債の返済とセゾン解体を迫る銀行に、堤は対峙した。グループ内にも生じた火種を消すため大物政治家に頼る場面もあった。

堤清二(つつみ・せいじ)
(写真=村田 和聡)
1927(昭和2)年、東京都出身。東京大学卒業後、父親で衆議院議長だった堤康次郎の政治秘書を経験。54年に西武百貨店入社、66年に同社社長。父が築いた西武鉄道グループから独立した西武流通グループ(セゾングループ)を育て上げた。91年グループ代表を辞任。経営者時代から、辻井喬のペンネームで詩集、小説などを多数執筆。2013年に86歳で死去。

 西武百貨店の元幹部は、ある巨大レジャー施設の開発を巡って堤清二とかつて、こんなやり取りをした。

 「西武百貨店がやるのは無理があります。あんなに長期で資金が必要な事業は小売業にはできません。やめるべきです」。こう進言すると堤は激怒した。「そんなこと分かっている。貴様に言われる筋合いなんかひとつもない。あれは西洋環境開発にやらせるんだ」

日経ビジネス2018年1月15日号 68~71ページより

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「セゾン解体、屈辱の戦い」の著者

鈴木 哲也

鈴木 哲也(すずき・てつや)

日経ビジネス副編集長

日本経済新聞社で小売業、外食のほかビール、化粧品、衣料など消費財関連を幅広く取材してきた。03~07年はニューヨークに駐在。企業報道部デスクなどを経て、15年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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