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画像認識、手本は「赤ちゃん」

スモールデータでAIを進化

2018年6月15日(金)

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AI(人工知能)の成長はデータ量が鍵を握る──。こんな定説を覆す研究が盛んになってきた。事前に「常識」や「想像力」を仕込むことで、大量のデータが無くてもAIを賢く育成できる。特に研究が盛んなのは、そもそもデータを取得することが難しい異常検知などの分野だ。

 「子供はキリンの写真を1枚見ただけで、キリンがどんな動物か分かる。最高の深層学習システムでも数百、数千枚のデータが必要なのに」

 米グーグルの親会社、米アルファベットの傘下でAI(人工知能)を開発する英ディープマインドは2016年、こんな言葉で始まる論文を発表した。研究の内容は、ヒトの「ワンショット学習」をAIで再現する方法の考察だ。

 ワンショット学習とは、乳児などの学習機能を指す認知科学の言葉だ。乳児は一目見ただけでキリンがどんな特徴を持った動物か把握し、他の動物と区別できるようになる。一方、近年のブームのきっかけとなった深層学習AIは、大量のキリンの画像を読み込まなければ、キリンを判別できない。

日経ビジネス2018年6月18日号 62~64ページより

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