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敗軍の将、兵を語る

ガラス名品の展示館が閉鎖

片山 劼氏[伊豆ガラスと工芸美術館館長]

2018年6月15日(金)

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ガレのガラス工芸品などを多数収集し、評価が高かった展示施設が閉館。惜しむ声が相次ぐ。時代の変化で入館者数がピークの5分の1に減少したうえ、後継者が見つからなかった。今後は未定だが、館長は本業での経験を踏まえ「行政に寄付するといった考えはない」という。

[伊豆ガラスと工芸美術館館長]
片山 劼氏

1936年静岡県伊東市生まれ。61年学習院大学卒業後、東拓伊豆開発入社。75年、同社から分離独立し、別荘地管理などの伊豆総合産業を設立して社長に就任。93年に伊豆ガラスと工芸美術館の運営を開始。25年間、館長を務めた。

SUMMARY

ガラスの「名所」閉館の概要

伊豆ガラスと工芸美術館は1993年5月、静岡県伊東市にオープン。館長の片山氏が個人で収集した欧州のアールヌーボー、アールデコ期のガラス工芸品などを展示していた。ピークの96年には年間約30万人の来館者があったものの、近年は減少が続いた。開業から四半世紀を迎えた2018年5月13日、惜しまれながら閉館した。

 25年間、運営を続けた伊豆ガラスと工芸美術館を5月13日に閉館しました。来館者の減少、後を継ぐ人がいないことなどが重なり、役目が終わった、と考えています。

 施設ではエミール・ガレをはじめとしたガラス工芸品を中心に約1500点を所蔵。これらは50年ほどかけて、私が個人的に集めた作品です。地方にある施設ですが、所蔵品がNHKの美術番組で取り上げられたほか、各美術大学の先生方など専門家の方にも多数訪問していただきました。コレクションの評価は高かった、と自負しています。

伊豆ガラスと工芸美術館は伊豆急行の伊豆高原駅からバスで15分ほどの場所にあった。

日経ビジネス2018年6月18日号 76~77ページより

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