EPILOGUE

往復書簡

2017年10月13日(金)

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深夜のタクシー代も早帰りの原因

「特集 寝るな日本人」(9/25号)

 中核都市に住んでいるが、タクシー代の高騰も夜外出しなくなった理由になっている。以前は週末時間を気にせず、仲間と酒を楽しんでいた。タクシー代の高騰で、深酔いする前に地下鉄での帰宅か、午後10時前に自宅に着くようにタクシーを利用するようになった。深夜料金は驚くほど速くメーターが上がり、自腹では乗りたくない。会社の経費も接待の飲食代よりもお客様の送迎タクシー代の方が高いケースが増えて驚いている。地方都市は東京ほどインフラ整備が進んでおらず、タクシーの依存度が高い。自らの消費行動の変化を考えると深夜消費の総支出に占める移動費にも目を向けてほしいと思った。

稲木 三四郎(愛知県、会社役員、56歳)

編集部から

 深夜経済の縮小にはいくつかの要因があります。働き方改革で多くの会社で残業時間が減っていることもその一つです。退社時間が早くなれば、会社帰りの会食、飲み会も早い時間から始まりますから、おのずと終わる時間も早くなります。地下鉄やバスなど公共交通機関がある都市部では、終電、終バスで帰る意識が強くなることでしょう。さらには残業代が減り、給与収入も減ります。タクシー代金を自己負担してまで飲むことを避ける人が増えてもおかしくはありません。一方、利用者が減ればタクシー会社側にとっては値上げも検討課題になります。仮に値上げすれば、利用者離れを招く。深夜経済の縮小はさらに進行する可能性があります。

/宇賀神 宰司

日経ビジネス2017年10月16日号 100ページより

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