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編集長インタビュー

安売りでは生き残れない

津賀一宏氏[パナソニック社長]

2017年10月13日(金)

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米テスラとの協業などBtoB事業にかじを切り、業績を回復させてきた。家電では白物に注力。量販店との関係を改善し、高級品にシフトする。就任時に掲げた「スピード感」を保ち続けることが鍵になる。

(聞き手は 本誌編集長 東 昌樹)

(写真=竹井 俊晴)
PROFILE
[つが・かずひろ]1956年、大阪府生まれ。79年、大阪大学基礎工学部生物工学科卒、松下電器産業(当時)入社。86年、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校コンピュータサイエンス学科修士課程修了。マルチメディア開発センター所長、パナソニックオートモーティブシステムズ社社長、AVCネットワークス社社長、専務などを経て、2012年6月、創業家出身者を除くと同社最年少の55歳で社長に就任。

バラバラだった事業を5年間かけて束ね直した。
AI技術者を育て、自動車メーカーの「通訳」に。

 問 経営危機にあった2012年に社長に就任してから、5年がたちました。特に注力してきた車載事業が、成長を下支えしつつあります。

 答 就任した当時は、デジタル家電に過度に投資していた一方で、その出口であるテレビがコモディティー化していました。『リソース』と『出口』がミスマッチを起こしていたわけです。まずは赤字を止血したうえで、デジタル家電以外でどの分野に進むのか、明確に示す必要がありました。

 私は08年から3年間、車載事業の責任者を務めました。自動車メーカーが主体だった車載の世界で、急速に電機や電子の存在感が高まっていくのは間違いありません。そこで13年ごろから、リソースを大きくシフトさせてきました。その成果がようやく今年くらいから出てきます。大きく成長して、事業の柱の一つになるはずです。

日経ビジネス2017年10月16日号 74~77ページより

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