時事深層

INDUSTRY

獣医師教育に落とし穴

和牛の輸出拡大に黄信号?

2018年5月9日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

好調な和牛の輸出に「米国第一」を掲げるトランプ米政権が待ったをかけるかもしれない。教育の基準が異なる日本の獣医師がお墨付きを与えた日本産は信用できない。そう言い出しかねないのだ。焦点は6月にも初会合が開かれる日米の新しい貿易協議。この問題が取り上げられれば、業界への影響は大きい。

市場に流通する食肉は全て獣医師の検査を受けている(写真=PIXTA)

 「現状を放置すれば、食肉の貿易交渉に重大な支障を来すかもしれない」。4月の日米首脳会談で、日米の新しい貿易協議の立ち上げが決まったのを受け、ある国立大学獣医学部の教授がつぶやいた。6月にも開く初会合で、トランプ米政権が「日本の獣医が安全と言った食肉は信用できない」として、日本産の輸入制限措置を打ち出さないかと懸念している。

 日本の獣医師はなぜ、信用できないのか。欧米では獣医大学の教育水準を評価する機関があり、この機関が認めた大学を出なければ、獣医師になれない。日本で認定を受けた大学は一つもないのだから、彼らの目には日本は「正規」の獣医師がいないと映る。

日経ビジネス2018年5月14日号 16ページより

この記事は
日経ビジネスDigital(雑誌デジタル版)」の有料記事です。
ログインすることで全文をお読みいただけます

日経ビジネスDigital
無料体験(7日間)に申し込む
無料ポイントで読む

すべての有料記事が7日間読み放題

日経ビジネスオンライン会員(無料)
の方は、月3本までお読みいただけます。

申し込み初月無料。月初がお得!

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスDigitalトップページへ