時事深層

INDUSTRY

セブン生鮮宅配 物流の弱み補完

対アマゾンで、アスクルと背水の提携

2017年7月12日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

セブン&アイ・ホールディングスとアスクルが生鮮品の宅配などで提携した。ヨーカ堂各店に依存した物流体制では限界があると判断し、2社の力を持ち寄る。巨人アマゾンの攻勢は強まるばかりで、独力では生き残れないとの危機感も透ける。

セブン&アイの井阪隆一社長(左)は、これまでの自前主義から決別する(写真=時事)

 「米アマゾン・ドット・コムは尊敬すべき会社だが、世の中にアマゾンしかない状況は生活者にとって快適ではない」。アスクルの岩田彰一郎社長は記者会見で、アマゾンへの対抗意識を隠さなかった。

 セブン&アイ・ホールディングスとアスクルは6日、ネット通販事業で提携することを発表した。11月から提携の柱として、生鮮品の宅配「IYフレッシュ」を共同で始める。アマゾンジャパンの売上高は2016年度に1兆円を超え、4月からは生鮮品の宅配を始めた。セブン&アイはネットと実店舗を融合させるオムニチャネル戦略で成長を目指してきたが、苦戦から抜け出せない。複数のネット事業のうち同傘下のイトーヨーカ堂の店舗から食品を届ける「ネットスーパー事業」は比較的安定しているが、物流体制の弱さを抱えていた。アマゾンの攻勢や、物流コストの上昇という逆風が吹く中で、セブン&アイは自前主義を捨て、アスクルとの提携に踏み込んだ。

日経ビジネス2017年7月17日号 10ページより

この記事は
日経ビジネスDigital(雑誌デジタル版)」の有料記事です。
ログインすることで全文をお読みいただけます

日経ビジネスDigital
秋の特別キャンペーンに申し込む
無料ポイントで読む

月2,400円が
最大2ヶ月無料

日経ビジネスオンライン会員(無料)
の方は、月10本までお読みいただけます。

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスDigitalトップページへ