時事深層

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誰が百貨店を殺すのか

閉店続き、市場規模36年ぶり6兆円割れ

2017年7月26日(水)

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百貨店業界がかつてない苦境に陥っている。アパレル企業と相互依存のビジネスモデルがほぼ破綻し、大きな方向転換を迫られているからだ。かつて隆盛を誇った「小売業界のキング」が緩慢な死に向かいつつあるのはなぜか。

堺北花田阪急(左)は7月末で閉店する。3月、三越千葉店(中)の閉店セレモニーで挨拶する店長(当時)ら。2月に閉店した西武八尾店が入っていたビル(右)では、すでに「SEIBU」の看板が外されていた(写真=中:的野 弘路)

 「自宅近くの西武八尾店が閉店したばかりだし、この店も今月末で閉まるなんて寂しい」。7月下旬、大阪府堺市にある堺北花田阪急。同店の閉店セールに夫と共に訪れた、大阪府東大阪市在住の主婦(79)は寂しそうにこう続ける。「でも既製服が百貨店にしか売っていなかった私らの若いころとは、もう違うでしょ。お中元だって、どこで頼んでも一緒だし、閉店も仕方ないかもしれないね」

 同店を運営するエイチ・ツー・オーリテイリングは阪急うめだ本店などを抱え関西で圧倒的な存在感を持つが、それでも回復の見込めない不採算店は閉めざるを得ない経営環境にある。

日経ビジネス2017年7月31日号 8~11ページより

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