時事深層

2018年 経済の読み方

異次元緩和、今春に修正も

木内登英氏 野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミスト、元日銀審議委員


  • 2018年1月3日(水)

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(写真=清水 真帆呂)

 問 2018年4月に日銀の黒田東彦総裁が5年間の任期満了を迎えます。米欧が大規模な金融緩和の「出口」に向かう中、黒田総裁が続けてきた日本の「異次元緩和」も出口に向かう可能性があるのでしょうか。

 答 この春にも事実上の正常化へ動きが出る可能性はあると思う。16年9月に日銀がそれまでの金融政策に対する『総括的な検証』を行った際、実態としては変わり始めたと受け止めている。

 日銀は13年4月以来、大規模な国債の買い入れやETF(上場株式投資信託)といったリスク資産の購入などによる異次元緩和で人々のデフレマインドを払拭しようとしてきた。

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