特集 動き出す無人経済

PART1

「考える」ロボットが 奪う人間の優位性

社会構造が激変し、常識が瓦解

2018年4月13日(金)

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AI(人工知能)の発展とロボットの低価格化で、人間にしかできなかった知的労働を機械が担い始めた。先に待つのは常識が通用しない世界。知性の価値は下がり、機械は人より有能になり、立場が逆転する。

1 人の頭脳を超える回数の試行錯誤ができる
2 人の常識を超えた柔軟性で解を導き出せる
3 人の成長を超えたスピードで賢くなれる
OKIデータは、汎用ロボットを知能化し、人からほとんど指示されなくても自ら動き、さらにカイゼンできる「次世代ロボット」を開発した。そのインパクトは、AIが囲碁チャンピオンに勝った「アルファ碁の衝撃」に匹敵(写真=下:ロイター/アフロ)

 群馬県の高崎駅からクルマで20分。のどかな住宅街を抜けた工場団地に、プリンター部品を製造するOKIデータ(東京都港区)の工場がある。従業員数70人の日本によくある中小工場だ。

 工場の片隅でひっそりと稼働するロボットが1台。見た目が人に近いことを除けば、何の変哲も無い。

 顔に物体を認識できる「目(センサーカメラ)」を備え、肩から突き出た腕の先には「手(ツールハンド)」が付いている。こうした人型ロボットは近ごろ、多くの工場に進出し始めた。OKIデータのロボットも、740万円ほどで手に入る汎用品にすぎない。

日経ビジネス2018年4月16日号 22~25ページより

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