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特集 若者消費のウソ

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PART2

300人の証言が示す「見えない消費」の実態

「シブヤ」から遠のく若者を捜索

若者たちの実像を知らずして、若者の消費を語ることはできない。取材班は街角、観光地、座談会、アンケートで生の声を収集。専門家にも話を聞いた。

8月に取材班が逗子海岸、渋谷、原宿、浅草でインタビューした10~20代の若者たち。消費に対する目的意識が高いのが印象的だった(写真=的野 弘路)
SNSが消費行動の中心に
●若者約70人に消費行動を聞いた(敬称略)
(写真=的野 弘路)

 8月中旬、神奈川県逗子市の「逗子海岸海水浴場」は、多くの人でにぎわっていた。特に人気を集めていたのが海の家「Sea Room lynn Beach Club」。入り口には大きな白馬の彫刻が置かれ、壁は一面ピンクの同店に、ひっきりなしに若い女性やカップルが訪れた。

 多くの来店客の目的はスマートフォン(スマホ)で自分の写真を撮り、SNS(交流サイト)のインスタグラムに投稿すること。「インスタで有名なこの店に来たかった」と話す土屋まやさん(20歳)は、笑顔で馬の彫刻にまたがった。

 同店の運営責任者、曽我元洋さんは、コンセプトを「『インスタ映え』を狙って作った店」と説明する。「インスタ映え」とは、インスタグラムで人気を集める写真映りの良い外見のこと。若い女性に人気のブランドと協業し、内装や演出に徹底的にこだわった。

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日経ビジネス2017年9月11日号 26~30ページより