特集 現金消滅

コラム

仮想通貨は「究極の貨幣」

『貨幣論』の岩井克人・国際基督教大学特別招聘教授に聞く

2017年11月17日(金)

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ビットコインをはじめとする仮想通貨が広がっている。貨幣の歴史の中でどう位置づけられるのか。

国際基督教大学特別招聘教授
岩井 克人氏
1947年生まれ。米マサチューセッツ工科大学経済学博士(Ph.D.)。貨幣について考察した『貨幣論』でサントリー学芸賞(写真=竹井 俊晴)

 「仮想通貨はこれまであった貨幣の中で究極の形とも言える」

「究極の形」とはどういうことか。

 「物々交換による価値の交換を代替する手段として人類が編み出したのが貨幣だ。昔は貝殻や岩塩、なめし皮、石ころなど様々な素材が貨幣として流通した。ある程度持ち運べて耐久性があれば何でもよかった。その後、硬貨や紙幣が生まれ、貨幣は物品貨幣から金属貨幣、紙幣へと形を変えていく」

 「興味深いのは、どんな素材でもひとたび貨幣として回り始めれば、その貨幣としての価値は、必ず素材としての価値を上回ることだ。海辺に転がっていた貝殻は貨幣になるまでは何の価値もなかった。だがいったん貨幣になれば、無から有が生まれるかのごとく、貝殻以上の価値を持つようになる」

日経ビジネス2017年11月20日号 38~39ページより

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