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青島 健太(あおしま・けんた)

スポーツライター

青島 健太

1958年新潟県新潟市生まれ。埼玉県立春日部高校から慶応義塾大学、東芝を経て、1985年ヤクルトスワローズに入団。5年間のプロ野球生活の後、オーストラリアで日本語教師となる。帰国後、スポーツライター、テレビキャスターとして活躍。2005年、社会人野球「セガサミー野球部」の監督に就任。07年、千葉市長杯争奪野球大会で初優勝後、退任。現在は、スポーツライター、TBSラジオの野球解説のほか、鹿屋体育大学、流通経済大学、日本医療科学大学の客員教授。新潟市が運営する新潟サポーターズ倶楽部の会長も務めている。近著に『メダリストの言葉はなぜ心に響くのか?』(フォレスト2545 新書)がある。

◇主な著書
“オヤジ目線”の社会学』(日経BP) 2010
長嶋的、野村的』(PHP新書) 2011
メダリストの言葉はなぜ心に響くのか?』(フォレスト2545新書) 2012

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

青島健太「スポーツ社会学」

スケート「女子団体追い抜き」快進撃の舞台裏

2017年12月16日(土)

 スピードスケート「女子団体追い抜き(パシュート)」で日本の快進撃が止まらない。12月8日(現地時間)、アメリカ・ソルトレークシティーで行われたW杯第4戦を世界記録(2分50秒87)で優勝した。

スピードスケート「女子団体追い抜き(パシュート)」の日本チームは、11月のオランダ・ヘーレンフェイン、12月2日のカナダ・カルガリーに続いて、12月8日のアメリカ・ソルトレークシティーと、国際大会で3戦続けての全勝優勝を決めた。(写真:AP/アフロ)

 これで11月10日のオランダ・ヘーレンフェイン、12月2日のカナダ・カルガリーに続いて3戦全勝優勝だ。しかも、すべて世界記録を更新し続けている。ソルトレークシティーのタイムは、2位オランダに5秒近い差をつける圧巻の滑り。平昌五輪に向けて金メダルの期待は高まるばかりだ。

■ヘーレンフェイン 2分55秒77
■カルガリー 2分53秒88
■ソルトレークシティー 2分50秒87
(2位)オランダ 2分55秒57

 この種目(団体追い抜き)が興味深いのは、チーム3人で滑って一番速い人のタイムを競うのではなく、最後にゴールした選手のタイムで順位が決まることだ。

 3人でチームを編成して、2チームがリンクの対角から同時にスタートする。先頭で滑ると空気抵抗が大きいので、それだけスタミナを奪われる。チームで先頭を入れ替わりながら滑り、女子はリンクを6周(約2400メートル)、男子は8周する。

 先頭を滑る回数や隊列の順番にルールはなく、3人のうちで最後にゴールした選手のタイムがチームの記録となる。つまり、最終周で一番後ろを滑る選手を前を行く2人がどうやって引っ張るのか、誰が先頭を滑ってどういう順番で6周を回ると全員の力が最大限発揮できるのかを考える必要がある。

 力のある人が、そのスピードで他のメンバーの滑りを助ける。3人が連動して無駄なく隊列を入れ替わる。高速で滑りながら他者とスケーティングのリズムを合わせる。スピードスケートの「団体追い抜き」は、3人の力をどう調和させるかという意味において、非常によくできたチームスポーツになっているのだ。

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三品 和広 神戸大学教授