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西川 結城(にしかわ・ゆうき)

スポーツジャーナリスト

西川 結城

愛知県出身。大学在学中より横浜FCの専属ライターとして活動を開始。2007年よりサッカー専門紙の名古屋グランパスとFC岐阜の担当記者を務める。現在日本代表で活躍する本田圭佑や吉田麻也を若い時代から取材する機会に恵まれる。2013年川崎フロンターレ担当を経て、現在はFC東京と日本代表担当。国内外問わず幅広く取材。スポーツ誌や総合誌などにも寄稿している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

経営者 本田圭佑が米国進出

本田圭佑が考える、経営者の「必須条件」

2016年3月7日(月)

 経営者、本田圭佑――。

 サッカー日本代表のエースにして、イタリアの名門・ACミランで背番号10を背負うプレーヤー。今回「日経ビジネス」では、このスポーツ界を牽引する男の特集を組んだ。一人の現役選手が、眼前にあるプレーだけでなく、サッカースクールやクラブ経営にも進出するという、これまであまり例を見ない道に進んでいる。ビジネスマンとしての覚悟、今後の成功のカギを握る米国への進出など、今回の取材ではいずれも興味深い発言を残した。

 現在本田が描く野望や経営方針については3月7日号(こちら)に掲載しているが、本稿では起業家としてまた違う表情に迫っていく=文中敬称略。

イタリアの名門・ACミランで活躍する本田圭佑氏(写真:HONDA ESTILO)

 本田は常々、選手としてもビジネスマンとしても、自分の武器は共通していると語る。

 「僕はよく一人でツッパているように見られるけど、こう見えて組織をマネジメントすることが自分の特長だと思っている。サッカーとビジネスの組織論は似ているところがある。僕の立場で言えば、いかに人を動かしていくか、だと思う。いろんなところでも言ってきたけど、昔から人を使うことは上手かったと思う」

 「いや、正確に言えば使うことが上手かったわけではないかな。子供の時から一緒に遊ぶみんなが楽しくなるように、周りを動かそうとしていた。上手くできていなかったかもしれないけど(笑)。やっぱりどちらかと言えば自分は人を使うタイプだったのは間違いない。それは選手になってプレースタイルというところにも出たと思うし、今はビジネスの世界で人をマネジメントすることも学んでいるところです」

 大企業に比べれば、本田がビジネスの世界で構築する会社組織はまだまだ小さい。しかし、実際には彼が実質的に経営を司る「ホンダエスティーロ」は、現在正社員、契約社員を含め100人弱までの集団に膨れ上がっている。

 “本田圭佑”という世間に影響力を持つ看板を使いながら、業務を推進、拡大している会社。自ずと経営方法もワンマンスタイルになることが想像できる。それだけに、本田の求心力、人の束ね方が気になるところであった。

右腕・神田康範が見た本田圭佑

 現在本田が経営参画するオーストリア3部・SVホルンのCEO(最高経営責任者)にして、本田のマネージャー業も兼務する神田康範。彼はかつて某スポーツメーカーのゴルフ担当として、米国で数年働いた経歴を持ち、その後はスポーツ選手をマネジメントする会社に転職。海外での実績やマネジメント業の専門性を買われ、約3年前に「ホンダエスティーロ」に加わった。

 神田は、今では笑い話になるような事実を話してくれた。

 「あまり大きな声では言えないんですけど、僕は一緒に仕事するまで本田の存在をほとんど知らなかったんです。もちろん名前は知っていましたけど、サッカーの人気がない米国で生活していたこともあって、ワールドカップ(W杯)も全然見ていなかった。元々は野球人間で、仕事はゴルフがメインでした。そういう意味では、余計な先入観なく本田と仕事を始められたと思います。実は自分で事業を始めようとしていたところに、誘いの話を頂いた。だから、本田がよく言う『失敗を恐れずに進め』ではないですけど、僕も同じような考えでこの仕事を始めることができました」

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