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井川 勝也(いがわ・かつなり)

昭文社出版制作部

井川 勝也

1969年埼玉県生まれ。小学生の頃の授業で地図の面白さに惹かれる。また高校の頃からは旅の虜に。地図好きも高じて、大学では文学部地理学科に在籍、主に人文地理学の分野を専攻。課外活動ではユースホステル部に所属。地理学ゼミや旅を通して日本各地への見聞を広める。卒業後、株式会社昭文社へ入社。地図や旅行書出版物の編集・製作・検査等に携わり、数々の商品を手掛ける。現在も地図を片手に日本・アジア各地を巡る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日本の最果ての楽しみ方

日本最南端「波照間島」でゆったりを味わう

2016年10月8日(土)

 第1回目は日本の最北端、第2回目は最東端、第3回目は最西端をそれぞれ紹介したが、第4回目は日本の最南端を紹介したい。

 さて皆さんは「日本最南端」とはどこを思い浮かべるであろうか?

 実は日本の最南端は、最東端同様に東京都に存在する。東京都といえどもやはり南国で、都心から遥か南に約1728km離れた太平洋上にあり、東京都小笠原村に所属する「沖ノ鳥島」が日本の最南端となる。

 国土交通省国土地理院の「日本の東西南北端点の経度緯度」によると、東経136°04′11″、北緯20°25′31″上に位置し、北回帰線よりも南に位置する島である。

沖ノ鳥島地形図(出典:国土地理院「地理院地図(電子国土Web)」より)

 しかしながらこの島、居住者はおらず、一般人はとても気軽には行く事が出来ない。

 ところで、一般人が気軽に訪れる事の出来る最南端となると、沖縄県の八重山列島に属する日本最南端の有人島、波照間島(はてるまじま)の「高那崎(たかなざき)」(沖縄県八重山郡竹富町)となる。こちらはご存じの方も多いであろう。上述の国土交通省国土地理院の経度緯度(沖縄県最南端)によると、高那崎は東経123°47′18″、北緯24°02′44″に位置する。

波照間島全体図(出典:国土地理院「地理院地図(電子国土Web)」より)
高那崎付近(出典:国土地理院「地理院地図(電子国土Web)」より)

 今回はこの「波照間島 高那崎」へ、3月上旬に訪れてみたので、その様子を紹介したい。

波照間島への道

 波照間島へは石垣島が玄関口となる。石垣港より、高速船かフェリーでのアクセスとなる。共に現在は、安栄観光が運航している。

石垣港離島ターミナルに停泊中の波照間行高速船(この日は第3あんえい号)
波照間~石垣間運航のフェリー(フェリーはてるま)

 メインは高速船となり、4月から9月までは夏ダイヤで1日4往復8便、10月から翌年3月までの冬ダイヤでは1日3往復6便、石垣島離島ターミナル~波照間港の所要時間は約60分(西表間・大原港経由の場合は約80分)にて運航されている。

石垣港離島ターミナル
ここから八重山の各港へと、高速船が結ぶ

 フェリーの場合、週に3往復6便(火・木・土)と、第2・4金曜日の1往復2便、石垣港~波照間港の所要時間は約2時間にて運航(主に「フェリーはてるま」での運航)されている。共に海の状況により、多少の延着もある。また石垣島では高速船とフェリーのターミナル(チケット売り場や待合所等)自体が異なり、波照間島ではターミナルは同一だが、乗降の場所が異なるため、利用の際は気を付けたい(上記はいずれも、2016年3月現在の情報)。

石垣港ターミナル(フェリー)
離島桟橋から市内側の少し離れた場所にある
波照間船客ターミナル
波照間島の玄関口となる

 航空路線に関しては、波照間空港が存在し、かつては石垣空港との間に定期便が1日1往復2便運航されていたが、2008年を最後に運休し、2015年に運航再開の動きも見られたが延期となった。2016年3月現在運航は再開されていない。

 メインの波照間航路は、潮流の激しい海域を通過するため良く揺れる。フェリーの場合は前後左右に揺れるフェリー特有の揺れ、高速船の場合はフェリーのそれとまた違った、ジェットコースターのような?揺れを経験する。したがって初めて渡航する際は、船が揺れるという前提で乗船したほうが、気持ちに余裕が生まれる。特に船に弱い方は、事前に酔い止め等の対策を行いたい。

 ちなみに筆者の個人的な感覚では、この島へは複数回訪れているが、穏やかに海を渡れたという記憶はない。石垣島から向かう際、ほとんどが高速船での渡航だが、乗船前半は西表島や黒島等々、島々の間(珊瑚礁で出来た比較的浅瀬の部分)を通るため、揺れは少ない。しかし後半、浅瀬の部分を一旦離れると、一転してよく揺れるようになる。上述した通りジェットコースターのような感覚だが、不思議と船酔いしたという経験はない。もしくは船酔いしている暇がないという感覚かも知れない。その揺れで乗客同士、思わず笑ってしまう事もあったほどだ。いずれにせよ油断は禁物で、船酔いの他、揺れによる転倒等の怪我も起きたことがあるため、乗船後着席の際にはシートベルトを締め、船酔い防止のためなるべく遠くを眺める等の対策を取りたい。

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中谷 巌 「不識塾」塾長、一橋大学名誉教授