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上泉 雄一(うわいずみ・ゆういち)

毎日放送アナウンサー

上泉 雄一

1969年2月9日生まれ。早稲田大学教育学部出身、1992年に毎日放送(MBS)入社。以来、スポーツ中継からバラエティ番組まで幅広いジャンルで活躍している。2008年にはJNN・JRN系列局の優れたアナウンサーに贈られるアノンシスト賞のグランダ・プレミオ(最優秀賞の中のトップ)を受賞。趣味は ランニング、ギター、読書、おしゃべりという2児の父。愛称『うわちゃん』。現在の担当番組はラジオが「上泉雄一のええなぁ!」、テレビが「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」

◇関連リンク
~オトナ度ちょい増しTV~おとな会

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

儲かりまっか?の経済学

「倒産」が頭をよぎり、踏み切った均一価格

2017年6月7日(水)

この連載では、関西ならではの着眼点、ど根性、そしてユーモア、独自の手法で成功した「ナニワ的」企業を取り上げてきました。特別編の今回は、均一価格で急成長する焼鳥チェーンを生んだ鳥貴族の大倉忠司社長に、MBS(毎日放送)の上泉雄一アナウンサーがインタビューします(前回の記事はこちらをご覧ください)。

上泉:私もよく鳥貴族さんで食事をするのですが、いつ行ってもお客様がいっぱいですね。改めて、待ってでも鳥貴族に入りたいと考えるお客様のニーズは何なのでしょうか?

大倉:ただ飲みに行くというのではなく、「鳥貴族に行く」という目的で来ていただいていることでしょう。それだけファンの方が通ってくださるのは、非常にありがたいことです。

 大倉忠司社長は1985年、25歳のときに焼鳥居酒屋「鳥貴族」を創業した。大きな焼鳥2本が280円(税抜き)、そのほかの料理や生ビール、ウイスキーも扱うメニューは全て280円だ。均一価格という特徴的な売り出し方と、低価格高品質の焼鳥が注目を集め、30年にわたり多くのファンを獲得してきた。現在、関東、関西、東海地方を中心に500店舗以上を展開する。

町工場生まれ。アルバイトをきっかけに飲食業へ

大倉忠司(おおくら・ただし)
1960年大阪府生まれ。調理師学校卒業後、大手ホテル入社。焼鳥店勤務を経て、85年に独立し、東大阪市に「鳥貴族」1号店をオープン。86年イターナルサービス(現、株式会社鳥貴族)を設立し、多店化に乗り出す。現在、関西や関東圏、東海地域を中心に522店(2017年3月現在)を展開。14年7月、ジャスダックに上場、16年4月、東証1部に指定替え(写真:大亀京助、以下同)

 東大阪市の玩具の型を製造する町工場で生まれ育った大倉社長。家業とは全く関係のない飲食業に進んだのは、高校生のときにビアガーデンでアルバイトしたことがきっかけだったという。「本当に楽しくて、飲食の道に進むと楽しい人生を送れるだろうと考えた」と振り返る。その後、イタリアンレストランや焼鳥店での修業を経て、鳥貴族を創業。1985年開業の1号店に選んだ場所は、大倉社長の地元、東大阪市の俊徳道(しゅんとくみち)だった。

大倉:俊徳道駅は、東大阪の近鉄沿線の中では最も乗降客数が少ない駅でした。当時から居酒屋はありましたが、若い人たちが行くような場所ではなかったですね。

上泉:えー、俊徳道ですか。そりゃあ、かなりディープなところでしたね。

大倉:本当は地元での出店は避けたかったのですが、場所を探していたときに、たまたま通りかかり、条件を聞いたんです。すると家賃が当時の相場の3分の1くらいだったので、その安さに惚れて出店を決めました。

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