• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

高原 直泰(たかはら・なおひろ)

沖縄SV代表

高原 直泰

1979年、静岡県出身。元サッカー日本代表。1998年、ジュビロ磐田に入団、2002年、JリーグMVPとJリーグ得点王(26得点、史上最年少)を獲得。同年からブンデスリーガに挑戦するためドイツへ渡る。日本人選手で初めてのハットトリックを達成。2015年、新チーム沖縄SVを設立。社長・監督・選手の1人3役をこなす多忙な日々を送っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

高原直泰の社長奮闘記“いちゃりばちょーでー”

なぜ歩き続けるのか? その瞬間のため

2018年5月17日(木)

 4月初旬の連載再開1本目の直後に、今季から昇格参戦したKYFA九州サッカーリーグが開幕しました。まだ4節を終えた段階ですが、おかげさまで全勝で首位に立つことができました。

 3年前のトップチーム発足時から踏ん張り続ける選手たちの献身的なプレーに、今季の昇格をきっかけに集まって来た選手たちの気迫が重なり合った結果だと思います。そこに、試合ごとに増えるサポーターの声援がさらに重なってきている感じです。感謝しつつ、気を引き締めて挑戦していきます。

 ところで、先日、就職活動を控えた大学生を対象にした対談形式のイベントにお招きいただき、話をする機会がありました。カウンターパートは沖縄SVのメーンオフィシャルパートナーでもある、サイバーエージェントのグループ会社、シーエー・アドバンス社長の平川義修さんです。お互いに同世代の経営者ということもあり、親近感と尊敬が混ざった気持ちで接することが多い方です。

シーエー・アドバンスの平川義修社長との対談では、「失敗財産」などの話題で盛り上がった

 対談ではいくつかのテーマが設定されていましたが、個人的に2つのテーマに心を引き寄せられました。

 一つは、「なぜシーエー・アドバンスは沖縄SVを応援するのか」。平川社長いわく、「私も高原さんと同じように、もともとは沖縄出身というわけではない。それなのに、高原さんも沖縄から全国を目指していく目標を掲げていて、そこに共感したからです」。嬉しい言葉でした。平川社長は以前、「沖縄から次なる人材を発掘、育てていきたい」とも言っていました。それが地元の大学で就職活動を前にした学生に向けたイベントを開いた動機でもあると思います。

サッカーは一瞬の判断がすべて

 もう一つのテーマは「失敗財産」。ちょっと変わったタイトルですが、「挑戦するからこそ失敗の経験もあるはずだ、そこから得られた経験は?」という意味です。お互いに同世代の経営者同士としてそれぞれの世界で模索していますが、平川社長は「ちゃんと考えてチャレンジすれば、後悔というのはないはずだ」と仰っていました。100%同意です。

 私はサッカーを絡めた答え方をしました。「仲間が見えていてしっかりパスが出せる選手と、見えていながらパスが出せない選手がいる。その差はどうしようもなくデカい」「若い選手に常々言っているのは、『試合の時にどうしたらいいか』ではなく『試合の時のために普段どうしたらいいか』を考えろ」。サッカーは一瞬の判断がすべてを決めるといっていいほどです。実際、1秒もないかもしれません。その一瞬に、自分が準備してきたすべてを賭けます。

続きを読む

著者記事一覧

もっと見る

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

マネジメント層こそ無人化されるべきだ。

野口 悠紀雄 早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問