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浅松 和海(あさまつ・かずうみ)

日経ビジネス記者

浅松 和海

2013年日本経済新聞社入社。整理部で2年間紙面編集をしたあと、証券部で化学業界や株式相場を担当。2017年4月から日経ビジネス記者に。ウリ科が苦手。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

「おもてなし」のウソ

ここまで違う「大塚家具」と「匠大塚」の接客

2018年1月23日(火)

 大塚家具の経営権を巡り争った前会長の大塚勝久氏と娘の久美子・現社長。対立の一因には接客方針の違いがあった。2015年に委任状争奪戦で敗れた勝久氏が新しく立ち上げ、創業以来の接客を貫く「匠大塚」と、気軽に足を運べる店舗を目指して久美子氏が改革を進める「大塚家具」。創業の地であり、両者が並び立つ埼玉県春日部の店舗を訪ねた。

大塚家具の創業者、大塚勝久氏が立ち上げた匠大塚の店舗(埼玉県春日部市)(写真:共同通信社)

 1月初めの昼下がり。東武野田線春日部駅の東口に降り立った。正月休みを家で過ごしている人が多いのか、街を歩く人影は少ない印象を受けた。東口から歩いて10分ほど、まずは勝久氏の匠大塚に向かった。

 店の入り口に近づくと、自動ドアが開いていないうちから店内のスタッフが受付から出て歩いてくるのが見える。「本日はどのような家具をお探しでしょうか」。デスクを見たいと伝えると、案内スタッフがついてくれるというのでお願いした。しばらくするとエスカレーターで男性スタッフが下りてくる。ピシッとしたスーツに身を包んだ彼は、丁寧に自己紹介をし、名刺までくれた。「日本最大級“インテリアのテーマパーク”」をうたう匠大塚のフロア面積は約2万7000平方メートル。東京ドームグラウンド面積の約2倍の広さだ。広大な売り場を一人で歩き回るより、案内役がついてくれたほうが心強い気がする。

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