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武田 健太郎(たけだ・けんたろう)

日経ビジネス記者

武田 健太郎

2008年東京大学教育学部卒業、学生時代は運動会アメフト部に所属し2回留年する。日本経済新聞社に入社、生活情報部で「NIKKEIプラス1」を担当。その後は、証券部で主に金融マーケットや企業財務を取材。不動産や半導体業界も担当する。14年には大手商社のハノイ支店でインターン勤務を経験。16年3月から日経ビジネス記者に。ファイナンシャルプランナーの資格も持つ。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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 自宅近くの公園には懸垂台があります。たくましい30代男性を目指して、会社帰りに毎日10回程度の懸垂に励むのですが、横を通るサラリーマンや学生の視線が気になります。「なかなかやるな」と思われたい。小さな見栄を張るため、彼らが横切る瞬間だけ、勢い良く体を持ち上げ美しいフォームを演出します。もちろんすぐに疲れがたまり、ノルマの回数をこなせないことがあります。しかし面白いことに、次の日には必ず、前日に比べ深いフォームで懸垂ができる様になっているのです。格好つけるのも悪くない。そう思うようになりました。

記者の眼

トヨタが決算発表に「名言」を用意する理由

2017年5月17日(水)

豊田章男社長の決算スピーチでは「等身大の実力」「未来への投資を優先」の2つがキーワードとなった(写真=Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 上場企業による決算発表シーズンが終了した。2017年3月期(前期)は純利益が過去最高となり、2018年3月期(今期)も数%の増益となる見通しという。堅調な米国経済や中国景気の回復に支えられ、足元の事業環境は悪くない。

 ただ、アベノミクス開始当初のような、「円安加速で日本企業の利益2ケタ成長」といった派手さは無い。主要な上場企業は、「業績は悪く無いけど、以前ほどは期待しないでね」という微妙なメッセージを市場に伝えるのに苦心している様に思える。トヨタ自動車の決算発表で「名言」が増えているのも、このような背景があるからだろう。

「未来への投資」発言、若干くせ者

「等身大の実力」「未来への投資を優先」
 5月10日、トヨタ自動車の決算会見。豊田章男社長のコメントで注目を集めたのは上にある2つだろう。

 名言1 等身大の実力
 こちらは前期業績について振り返ったコメント。営業利益は前の期に比べ30%減の1兆9943億円。グループ世界販売台数は1025万台と過去最高を更新したものの、為替が円高に振れて約9400億円の利益押し下げ要因となった。為替要因を除くと1年前とトントンの水準。豊田社長の「為替の追い風も向かい風もない中で、等身大の実力が素直に表れたものだ」というコメントはまさに言い得て妙だろう。

 名言2 未来への投資を優先
 これは今期の営業利益が前期比20%減の1兆6000億円になるとの予想に添えられた言葉。正式には「目先の利益確保を最優先するのではなく、未来への投資も安定的・継続的に進めていく」という内容だ。成長投資を重視するため、2年連続の減益となるが許して貰いたい、という意味合いだ。こちらは先ほどの「等身大」発言に比べて若干くせ者だ。言葉の背景には、日本の株式市場を巡る不思議なしきたりが隠されている。

減益予想でも株価は上昇

 実は決算発表翌日の11日、トヨタ株は減益予想にもかかわらず1%値上がりしている。株式市場の関係者は、トヨタの未来投資を優先する企業精神に感銘した――。わけでは無い。彼らはプロだ、数字にはとことん厳しい。要は、トヨタが発表した業績予想を額面通りに受け取らなかったということだ。

 トヨタは日本企業のなかでも、特に控えめに業績予想を見積もる企業として知られている。直近10年間を振り返っても、リーマンショックで世界経済が低迷した時期を除いては、業績の下方修正は一度も無い。実際に前期も、当初の営業利益は40%減の1兆7000億円を予想していたが、最終的には3000億円近く上振れている。

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