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福島 良典(ふくしま・よしのり)

Gunosy代表取締役最高経営責任者

福島 良典

1988年愛知県生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了。大学院在学中に情報キュレーションサービス「グノシー」を開発し、2012年11月にGunosyを創業、代表取締役に就任。2012年度IPA(情報処理推進機構)「未踏スーパークリエータ」認定。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

テクノロジーオタクが解く ビジネスの「なぜ?」

「ドローン」と「UBER」の本質を見抜く

2015年9月25日(金)

ドローンを手にするGunosyの福島良典CEO

 こんにちは、Gunosy代表の福島良典です。

 「テクノロジーを味方につける」をテーマにした本連載、今回取り上げるのは今年に入って様々な意味で注目度を増している「ドローン」と「UBER」。読者の皆さんの中には日夜ニュースなどを通じて耳にする一方で、なぜこんなに注目されているのか、と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

 今話題の「ドローン」や「UBER」が注目される背景や、その先にある未来像について、私の見方をお話します。

「ドローン」が提示する「無限のリソース」

 ドローンが注目される大きな理由は、次の2つの「可能性の提示」にあります。1つは今まで空の輸送手段は飛行機くらいしかなかったのが、もっと小回りが効くようになったこと。もう1つはモノを運ぶこと以外にも空が活用されている、例えば橋の劣化調査など、人がコストをかけていた部分で、安全かつ安価に実現できるようになったことです。

 1つ目の可能性についてですが、これからの日本で起きてくるのは、人口減少による労働力減少という未来です。その未来では、今あるサービスをもっと効率的に回していかなくてはならなくなり、都市化によって、どんどん密集して効率的に過ごしていくことになるでしょう。国土の狭い日本で効率化を考えた場合、横に広がることは難しく、必然的に縦に広がっていく、より上の空間を効率的に使う、という発想が生まれてきます。そのような社会において、高層マンションの最上階まで人が運ぶか、機械で運ぶかという選択肢があった場合、後者に進んでいくことは間違いありません。

 それを裏付けるように、現在宅配サービスが危機に瀕していると言われています。増え続ける宅配需要に対して、ドライバー不足が深刻化しているというのです。日本の宅配システムは非常に高度化されていますが、そのシステムによって構築された宅配ルートプランでさえも、個人宅に届ける最後の部分が「受取人不在」の影響を受けることは免れないのが現状です。今後、東京以外の人口が少ない地域では経済性が合わなくなってしまうことでしょう。

 しかし、現在の日本の消費行動において、店舗ではなく通販(ネットに限らずカタログ販売も含め)で買う人が増えていることからも、物流の強化がより重要な課題となることは明白です。そうした状況を背景にドローンの普及が担うのは、「個人宅に届ける最後の部分まで自動化する」ということです。人件費を気にすることなく、無限のリソースで宅配を実現していけるドローンの存在は、まさに「輸送」の未来を示しています。

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高田 明 ジャパネットたかた 創業者