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宇野 隆史(うの・たかし)

楽コーポレーション社長

宇野 隆史

1944年、東京生まれ。早稲田大学を中退し、飲食業の道に入る。78年、楽コーポレーションを設立し、東京・経堂に大皿総菜料理店の草分けとなる居酒屋「くいものや汁べゑ」や「極楽屋」を開く。81年には東京・下北沢に「くいものや楽」を出店。88年には個人経営だった楽コーポレーションを株式会社に改組し、社長に就任。現在は、首都圏に約20店を展開する。

◇主な著書
トマトが切れれば、メシ屋はできる 栓が抜ければ、飲み屋ができる』(日経BP) 2011
笑う店には客来たる 楽しむ人には福が舞う』(日経BP) 2013

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

楽コーポレーション 宇野隆史社長の「若者よ、一国一城の主になれ!」

「フェアウエー」に乗らない商売の楽しさ

2018年4月17日(火)

 居酒屋運営、楽コーポレーション(東京・世田谷)の宇野隆史社長の下には、一国一城の主になりたい若者が次々に集まる。宇野社長はゴルフを一緒にプレーした人と話すうち、ゴルフには商売の成功と共通する要素がいくつもあると気づいた。

 先日、ゴルフに行った時のことなんだけどね。最近、1人で行くから、色々な人と一緒にコースを回ることになるんだけど、この間はある大企業の執行役員だった人と回ることになってさ。すごいなと思ったのが、その人、ボールがどこに飛んで行っても、絶対に動かさないで、そこから次のショットを打つの。

 オレたちみたいな遊びのゴルフではさ。ボールが落ちた場所の芝がはげていたり、ぬかるんでいたりすると打ちにくいから、だいたいはさ、規定の範囲内でボールを動かせる「6インチプレース」なんていうルールを採用して、動かしちゃうわけ。ところが、その人はボールを動かさないでプレーして、しみじみ、「僕は今のゴルフが一番面白いんだ」と言う。なぜって、悪所に飛んだボールを打てるのは、その時だけだからと言うんだ。

「ゴルフは商売に似ている」と、楽コーポレーションの宇野隆史社長は話す

 例えば、ディポット跡(ショットの際に芝が削れたくぼみを砂で埋めた所。小さなバンカーのようになっている)に飛んだら、そこからボールを出すには普通に打ってもダメ。どのように打つか、どこまで出そうと考えるか、その度に戦略を練らなきゃいけない。それが楽しいって言う。

 考えてみたら、そういうショットってうまくいったら、普通に飛ばすより絶対うれしいよね。その人は引退後にゴルフをもう一度本格的にやってみようと思ったそうなんだけど、そんな風にプレーをして、60歳台になってからハンディがぐっと縮まったらしい。

 

 話を聞いていて、ゴルフというのは商売と同じだなと思った。

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飯島 彰己 三井物産会長