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垣内 俊哉(かきうち・としや)

株式会社ミライロ 代表取締役社長/一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会 代表理事

垣内 俊哉

1989年岐阜県生まれ。生まれつき「骨形成不全症」という骨が脆く折れやすいという魔法にかけられ、車椅子での生活を送っている。2008年、立命館大学経営学部に入学。2010年6月、株式会社ミライロを設立。バリアフリー(障害を取り除く)だけではなく、バリアをバリュー(価値)とするというビジョンを確立。ユニバーサルデザインのコンサルティングを主な事業とし、教育機関や商業施設の施設改修や、ホテルや結婚式場の接客指導を手がけている。2013年「みんなの夢AWARD4」グランプリ受賞、2014年「THE 100 ‒ 2014 日本の主役」 に選出される。2013年より日本ユニバーサルマナー協会代表理事に就任。

◇関連リンク
株式会社ミライロ
ユニバーサルマナー検定
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※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

東京支社に引き続き、2015年9月から正式に九州営業所がオープンしました。ミライロは私が大学生の時に立ち上げたこともあり、創業当時はスタッフのほとんどが大学生でした。大阪で会社を立ち上げてから5年が経った今も、その原動力は若者で、思いや志を持った多くの仲間が事業を支えてくれています。九州を担当するのも熱い想いのあるフレッシュマン。私も頻繁に九州に飛びますので、九州の方はどうぞよろしくお願いします!

2020年東京五輪・パラリンピック開催の影響もあり、2015年末から2016年にかけて海外出張が増えました。タイ・ミャンマー、フランス、アメリカ……と大陸を行き帰りするのですが、必要に迫られて語学習得が急務です。ネットの力と山手線沿線在住の力を発揮して、休みの日はオンライン講習と教室通いを駆使しています。果たして諸外国の皆様にプレゼンテーションをお届けすることはできるのでしょうか。大学受験以来の猛勉強です。

目線106cmのユニバーサルデザイン革命

障がい者対応のホテルが稼働率9割以上!?

2015年10月14日(水)

 国内で進むバリアフリー化の波に対して、最も意欲的に取り組んできたのがホテル業界です。

 2006年にはバリアフリー新法が施行され、客室数50以上のホテルには、車いす使用者が円滑に宿泊できる客室を1室以上設けることが義務付けられました。これを機に、バリアフリーの客室を整えるホテルがぐっと増えました。

 しかしそうしたバリアフリーの客室は、経営側から見ればこれまで“重荷”でもありました。というのも多くのホテルが、客室に手すりなどを張り巡らし、隅々まで行き届いた完璧なバリアフリー仕様の客室を整えたからです。もちろん、こうした設備が充実すれば障がい者や一部の高齢者などにとっては、使いやすいかもしれません。けれど、それ以外の一般の宿泊客が泊まりたいかというと、決してそうではありません。

バリアフリー客室はまるで病室?

 「手すりだらけの部屋は、まるで病室のようだ」。一般の利用者にとってみればそう感じてもおかしくありません。進んでバリアフリー仕様の部屋を選ぶ一般客は極めて少ないはずです。代わりに毎日、障がい者がその部屋に泊まってくれればいいのですが、現実はそんなに甘くありません。結果的に、バリアフリー客室の稼働率は悪くなり、ホテルの経営を圧迫する“お荷物”になってしまうのです。

 けれど実はバリアフリー仕様にしてもなお、稼働率9割以上を保つケースがあるのです。それが東京・新宿にある京王プラザホテルです。同ホテルでは1998年から障がい者が使いやすい客室の整備を始め、今では全1437室中、10部屋をバリアフリー仕様にしています。

 完璧なバリアフリー仕様で稼働率の低迷に苦しむホテルがある一方で、極めて高い稼働率をキープするホテルもあります。

 一体、何が違っていたのでしょうか。

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