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肥田 美佐子(ひだ・みさこ)

ニューヨーク在住ジャーナリスト

肥田 美佐子

東京都出身。「ニューズウィーク日本版」編集などを経て1997年、渡米。米広告代理店などに勤務後、独立。08年、ILOメディア賞受賞。米経済、大統領選など幅広く取材。経済誌を中心に寄稿。カーリー・フィオリーナ元ヒューレット・パッカードCEO、ジム・オニール前・英財務省政務次官、ノーベル賞受賞経済学者、米地区連銀幹部、トム・リッジ元国土安全保障長官など、米(欧)識者への取材多数。

◇主な著書
私たちは“99%”だ:ウォール街を占拠せよ』(=翻訳/岩波書店) 2012

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

トレンド・ボックス

寝室からスマートフォンを追放せよ!

2017年2月22日(水)

 “He that will thrive must rise at five.”成功したいなら、睡眠時間を削って5時に起きなければならない――。童謡『マザー・グース』でも語り継がれている「成功の掟」は、日本よりはるかに残業や過労が少ない米国でも、企業幹部やウォール街のトレーダー、エリート弁護士層などの間で信奉されてきた。成功への階段の傾斜が険しさを増すなか、睡眠もままならず、体を壊したり、うつ病になったりする人は世界規模で増えている。成功のためには睡眠を犠牲にすべきだという「成功の掟」は必要悪なのか、「集団的妄想」なのか――。米ハフィントン・ポスト創業者で、昨年『スリープ・レボリューション 最高の結果を残すための 「睡眠革命」』(邦訳版は2016年11月発売)を上梓したアリアナ・ハフィントン氏に、より良く眠るための具体的な方策を語ってもらった。(肥田美佐子=NY在住ジャーナリスト)

アリアナ・ハフィントン氏
『ハフィントン・ポスト』創設者、スライブ・グローバルの創設者・CEO。ギリシア出身。16歳で英国に渡り、ケンブリッジ大学を卒業(専攻は経済学)。21歳のとき、世界的にも名高い同大討論会の会長となる。近年では、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」、フォーブス誌の「世界で最もパワフルな女性100人」に選ばれたことがある。また、タクシー・ハイヤー配車サービスのウーバー・テクノロジーズや、非営利の調査報道組織センター・フォー・パブリック・インテグリティなど、多数の企業および組織で役員を務めている。2016年8月、「“成功するには燃え尽きという代償が不可欠”という集団妄想を終わらせ、人々の働き方と生き方を変える」ことを理念に掲げ、新会社スライブ・グローバルを設立。同社は、人々の健康と生産性向上のため、最新の科学的知見にもとづくトレーニング、セミナー、eラーニング講座、コーチング、継続的サポートなどを世界各地の企業および個人に提供する。(写真/Peter Yang)

前回から読む)

良質な睡眠をとるにはどうしたらいいのか?

 2015年のある調査(Trends in Consumer Mobility Report,2015)によれば、米国人の71%がスマートフォンを近くに置いて寝ているという。

 良質の睡眠を取るための必須事項が、寝室に携帯電話を持ち込まないことだ。ベッドで携帯を見ることなど、もってのほかである。次に、ベッドに入る1~2時間前から電子機器のスクリーンを見ないようにすること。就寝直前までスクリーンに見入っていてはいけない。

 スマートフォンやパソコンのディスプレーなどの電子機器から放たれているブルーライトは、睡眠を促すホルモンであるメラトニンの産生を抑制する作用が特に強い。これはすでによく知られているが、この作用がごくわずかな光でも生じることがわかってきたのは最近のことだ。

 私たちはブルーライトを不眠薬や刺激薬のように考えるべきだ。そんなものを毎晩寝る前に飲もうという人はまずいないだろう。端末類は、遅くとも眠る30分前には寝室からお引き取り願うのが、やはり最良の方法だ。

 それから、快眠の助けとなる一貫した就寝ルーティンを維持することも大切だ。たとえば、就寝時間が近づくとともに、部屋の照明を暗くしていき、熱いお風呂に入り、パジャマやネグリジェに着替え、瞑想する、という行動をルーティン化すると、もうパワーダウンする時間だという合図が脳に送られて、入眠しやすくなる。

 寝室を暗く、涼しく、静かに保つ(もちろんスマホはできるだけ遠ざける)などの環境を整えることも必要だ。

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