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藤野 太一(ふじの・たいち)

フリーランスエディター/ライター

藤野 太一

大学卒業後、自動車誌カーセンサー、カーセンサーエッジの編集デスクを経てフリーの編集者兼ライターに。日経ビジネスオンラインでは、連載開始時より「走りながら考える」のメンバーとして奮闘中。自動車関連の分野をはじめとしビジネスマンを取材する機会も多く日経トップリーダー、日経デジタルマーケティングなどにも寄稿する。JMS(日本モータースポーツ記者会)所属

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

所有していた古いメルセデスとベスパを手放しました。断捨離しようと思ったのですが、自動で車線変更する新型Eクラスに試乗して、この波に”乗るか、反るか”と思い至ることになりました。ドイツではすでに2030年には内燃機を積んだ新車の生産を終えるという噂もあり、余命はわかりませんが、もう少し内燃機と自らの意志で運転することの楽しみを享受したいと思っています。

トレンド・ボックス

EV版“スマート”に見るダイムラーの近未来戦略

2017年3月30日(木)

 3月10日、欧州で3代目「スマート」をベースにした電気自動車(EV)、「スマートエレクトリックドライブ(ED)」の販売が開始された。

 そもそもスマートは、初代モデルからEV化を見越して開発が進められており、約10年前にはロンドンなどで実証実験を開始。先代モデルで量産化が始まり、日本国内でも少量ながら販売されていた経緯がある。

トリディオンセーフティセルと呼ばれる強固な骨格部分をグリーンに塗り分けているのがEDならではの特徴(もちろん他の色の設定もある)。リアに搭載されたモーターは最高出力81hp、最大トルク160Nmを発揮。座席下に17.6kWhのリチウムイオンバッテリーを配する。(PHOTO Daimler AG 以下同)

 航続可能距離は、2人乗りの「スマート フォーツー」が、NEDC(欧州モード)で先代から約10%延びて160kmに、4人乗りの「スマート フォーフォー」は重量増のためやや短く155kmになる。

 この航続距離は、過去の走行データを分析した結果から、欧州では1日平均30km走行可能であれば日常生活をカバーでき、充電頻度は3日に1度くらい、と想定して設定されている。また、スマートEDユーザーのの55%は他に長距離用のクルマを所有しているという

 新型のトピックは急速充電に対応したことだ。英国や米国の7.2kWチャージャーなら約2時間半でフル充電が可能で、さらに2017年の後半から欧州で導入予定の22kWスーパーチャージャーを使えば45分以内で80%の充電が可能になる。日本への導入時期はまだ未定というが米国方式を採用することで検討中という。またこのモデルより4人乗りモデルの「フォーフォー」にもEDが設定された。

4人乗り仕様の「スマート フォーフォーED」。フォーツーはスマート専用でフランス・ハンバッハ工場で生産されているのに対し、フォーフォーはルノーの「トゥインゴ」と姉妹車であり、内燃エンジンモデルも、そしてこのEDもルノーのノヴォメスト工場で生産される。ということでトゥインゴ版EDの登場も期待される。ちなみにフランスでは日産の「リーフ」をベースにしたEV、「ルノーゾエ」もよく見かける

 スマートを手がけるダイムラー(言うまでもなく、メルセデス・ベンツを送り出している企業だ)が、いま電動化に注力している大きな理由は、米国・カリフォルニア州環境局が定めるZEV法(ゼロ・エミッション・ヴィークル規制法)への対応だ。

 EVやPHEV(プラグインハイブリッド)、FCV(燃料電池車)など、電気で動き排気ガスを出さないクルマの普及を促進するものだが、2017年後半に発売される2018年モデルから、法律が一部改正され対象となるメーカーが増える。これまでは販売台数の多いデトロイト3(GM、フォード、FCA)をはじめ、トヨタ、日産、ホンダといった日本メーカーに適応されていたものだが、ダイムラー、BMW、VWといったドイツ勢やヒュンダイなどの韓国勢、そしてスバルやマツダにもその範囲は及ぶ。アメリカ・西海岸で商売をしていくためには、電動化を進めることが、喫緊の課題というわけだ。

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