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田原 総一朗(たはら・そういちろう)

ジャーナリスト

田原 総一朗

1934年滋賀県生まれ。早大文学部卒業後、岩波映画製作所、テレビ東京を経て、フリーランスのジャーナリストとして独立。1987年から「朝まで生テレビ!」、2010年から「激論!クロスファイア」に出演中。新しいスタイルのテレビ・ジャーナリズムを作りあげたとして、1998年、ギャラクシー35周年記念賞(城戸賞)を受賞。また、オピニオン誌「オフレコ!」を責任編集。
2002年4月に母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講。塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生たちの指導にあたっている。

◇主な著書
暴走司会者』(中央公論新社) 2016
トランプ大統領で「戦後」は終わる 』(KADOKAWA) 2016
起業家のように考える。』(プレジデント社) 2016

◇関連リンク
Twitter:@namatahara

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

田原総一朗の政財界「ここだけの話」

オウム事件、真相を究明してほしかった

2018年7月13日(金)

オウム真理教の元代表らの刑執行について記者会見する上川陽子法相(写真:ワードリーフ/アフロ)

 7月6日、オウム真理教の元代表、松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚の刑が執行された。一連の事件に関わった井上嘉浩元死刑囚、早川紀代秀元死刑囚、中川智正元死刑囚、遠藤誠一元死刑囚、土谷正実元死刑囚、新実智光元死刑囚の刑も同日に執行された。

 なぜ、執行のタイミングが今だったのか。一つは、来年の4月30日に平成が終わることが大きい。もう一つ、国会が終わるタイミングという点もあるだろう。

 僕は、麻原元代表と二度、直接会って論争をしたことがある。幹部たちとも、テレビ番組等で話をしたことが何度もある。

 元々、オウム真理教はヨガ道場で、幹部たちの多くはそこに通っていた。ヨガをやっていると、どうやら神秘体験をすることがあるという。自分の意識が身体から抜け出したり、急にエネルギーが注がれるような感覚を覚えたりするといった非日常的な体験をすることがあるそうだ。

 そういった体験をしていくうちに、当時の幹部たちは、ヨガ道場を宗教団体にしようと考え始めた。その時点で、幹部たちは教祖である麻原元代表に全幅の信頼を寄せていた。学歴という点では、麻原元代表よりも幹部たちの方がはるかに優秀であるが、彼らは麻原元代表を全く疑うことがなかったのである。

 1995年に刺殺された村井秀夫元幹部は「カモメのジョナサンになりたい」と話していた。生きることに空しさを感じたのか、目的を失った者たちが、この団体に入信していたのである。

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