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ビジネスマン、本州1648キロ縦断走破の理由

『ランニング思考』/『GO WILD 野生の体を取り戻せ!』

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2015年11月11日(水)

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【私が編集した本読んで下さい!】

ランニング思考』慎 泰俊 担当:晶文社編集部 安藤 聡

 ランニングブームが続いています。

 私の職場のある神保町でも、比較的皇居に近い土地柄もあってか、昼も夜もランニングしている人の姿を目にしますし(皇居ランの人たち?)、家の近くにある緑道や公園も週末ランナーでにぎわっています。各地で開かれるマラソンレースはどこも人気で、抽選で当たらないと出場できないところもあるらしい。東京マラソンの申し込み倍率の高さは毎年ニュースにもなりますし、ホノルルマラソンに出場するために毎年相当数の日本人がハワイに渡っていたりで、日本人のマラソン熱は海をも越えるパワーを持っているようです。

 ランニンググッズをあつかうショップは人でにぎわい、見てみればウェアもシューズもみなオシャレなものばかり。一昔まえのランナーのやぼったい感じからすれば、隔世の感がありそうです。

 また、出版界ではランニングのメソッドを解説する本が売れ行き好調で、その第一人者である金哲彦さんのマラソン入門書などは、マラソンにも出ないくせに私も愛読している次第。走るためのテクニカルなことばかりでなく、メンタル面、フィジカル面、仕事面などで走ることの効用を説く本もよく読まれており、オーガニックな食事やメンタルフルネスなどの瞑想法、脳神経科学などとの関連含め、ライフスタイルを総合的に語る雑誌なども最近では出てきていて、個人的にも気になっているところです。

 そんななか、今回ご紹介する慎泰俊さんの『ランニング思考』は、いろいろ出ているランニング関連本のなかでも、ひときわ異彩を放つ内容のものです。

 なんといってもこの方、長い距離を走るマラソンにチャレンジし続けたあげく、マラソンで本州1648キロを縦断走破してしまった人なのですから。本書は、その超・長距離のマラソンを走り続けてきた著者が、これまで走った208キロ、520キロ、1648キロのマラソンの記録をまとめたものです。

金融プロフェッショナルとNPO、二足のわらじ

 著者の慎さんのことを知らない方もいらっしゃると思うので、まずは彼の経歴をかんたんにご紹介。

 慎泰俊(しん・てじゅん)さんは1981年生まれの36歳。大学院のファイナンス研究科を修了後、モルガン・スタンレーとユニゾン・キャピタルで金融のプロフェッショナルとして働いたのち、2014年7月に、民間版の世界銀行をめざすべく、五常・アンド・カンパニー株式会社を創業。カンボジア、スリランカ、ミャンマーなど途上国の貧困層にマイクロファイナンスを提供しておられます。

 金融プロフェッショナルとしてのキャリアの傍ら、2007年に認定NPO法人Living in Peaceを設立し、平日の深夜と週末・休暇を費やして貧困削減のために活動。2009年には日本初となるマイクロファイナンス投資ファンドを企画、国内では、親と暮らせない子どもの支援に従事し、児童福祉施設の新設に関わる資金調達支援、退所後の子どもの就学資金支援、政策提言活動などを行っておられます。

 NPO法人Living in Peaceにおける活動については、国内の児童福祉施設をめぐる状況とそこへの支援実践をまとめた著書『働きながら、社会を変える。』(英冶出版)に、本業で手掛けられておられるマイクロファイナンスをはじめとする「ソーシャルファイナンス」の持つ社会的なポテンシャルについては『ソーシャルファイナンス革命』(技術評論社)に、詳しく書かれていますので、関心を持たれた方はそちらの著書もお読みになられるとよいかと思います。

 このように、金融プロフェッショナルとNPO、二足のわらじの活動を続けてきているわけですが、双方に共通するのは、金融の力を通して、必要最低限の機会の平等が確保されている社会をつくり、世界の貧困を削減したいという強い意志だと思います。その活動に、文字通り寝食を忘れるくらい打ち込んでいるにもかかわらず、偉ぶったり、押しつけがましかったりするところがまったくない。

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