• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「ペッパーの夢を見て号泣して目が覚めた」

ソフトバンク・孫正義社長に聞く(上)

2016年1月21日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 ソフトバンクグループのロボット「ペッパー」が順調に販売を伸ばしている。2015年6月から毎月1000台を完売している状態だ。2015年末までに累計7000台を販売し、ヒト型のロボットでは世界最大の販売台数と見られる。生産能力が増えたため、1月末から店舗やホームページでいつでも購入申し込みができるようになる。

 一方、まだ期待ほどの性能に達していないとの声もある。会話を特定のパターンに誘導することが多く、現状では人間ほどの当意即妙の会話は成り立ちにくい。

 そのペッパーは今後、どのような方向に向かうのか。孫正義社長に聞いた。

ペッパーはまだ生まれたばかりです。ペッパーは今後、どのように進化していていきますか。

孫正義:数日前に夜中の4時頃に泣きながら興奮して起きたんだよ。その直前までペッパーが出てくる夢を見ていた。

 なぜか、僕は学生で試験を会場で、一生懸命受けていた。そしたらなんか横で僕の秘書みたいな人が答えを教えようとしてくれるわけ。「まあいーから、いーから。自分でやるから」って拒否しているのに、丁寧に僕をアシストしようとしてくれているの。

 で、一方で、なぜかペッパーが別のところを案内してくれていて僕がついていったら、ある部屋の床にモノが落ちている。ペッパーは初めて見るんだろうね、首を傾けながらこうやってジーと恐る恐るいろんな角度から観察して、そーっと触ってディープラーニング(深層学習)してるわけ。

 その部屋におじちゃんみたいな人が来て、なんかバカな理屈で注意を言って、ペッパーと会話しているの。でも、ペッパーはおじちゃんの言っていることを全部理解し、これからの言動を予測した上で、そのおじちゃんを追い込まないんだよ。ペッパーがおじちゃんを諭しているんだけど、その諭す言い方が何か最後のところで寸止めをしている。

インタビューに答えるソフトバンクグループの孫正義社長

コメント1件コメント/レビュー

まだ今は、完ぺきではないからこそロボットの進化を喜べる段階かも知れないが、その内に人間の脳の機能とその発現である心もやがて理解解明されて、人の手で作りだしたり、働きを再現する事が出来たりしてしまう時が来るのだろう。そうなっても心にはそこに価値を置き続ける事が出来るのだろうか。かつて人にとって馬は交通手段や動力そして生活の相棒として価値を認めていた時代があったが、他の動力源や自動車が普及すると今では愛玩の対象、食糧、娯楽(賭博)の道具としの意味しか持ち得なくなった。また工場労働者が今まさにそうであるように人自身が機械で代替え可能な時代が来ても、人はこの先も人自身に価値を持ち続ける事が出来るのだろうか。科学技術が進化し続ければ、心(脳)の働きを模した機械としても、生身の人間を超えたものを作り出すことが可能な時がやがて来る。孫さんはペッパーの成長に涙すると言うが、シンギュラリティーの意味するところを、機械が模倣する人の脳の全ての機能において人を超えること、を意味すると定義するとそこには心も含まれることになるが、それは喜ばしいとばかりは言えない予感がする。(2016/01/21 10:55)

「孫正義の焦燥」のバックナンバー

一覧

「「ペッパーの夢を見て号泣して目が覚めた」」の著者

大西 孝弘

大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

1976年横浜市生まれ。「日経エコロジー」「日経ビジネス」で自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

まだ今は、完ぺきではないからこそロボットの進化を喜べる段階かも知れないが、その内に人間の脳の機能とその発現である心もやがて理解解明されて、人の手で作りだしたり、働きを再現する事が出来たりしてしまう時が来るのだろう。そうなっても心にはそこに価値を置き続ける事が出来るのだろうか。かつて人にとって馬は交通手段や動力そして生活の相棒として価値を認めていた時代があったが、他の動力源や自動車が普及すると今では愛玩の対象、食糧、娯楽(賭博)の道具としの意味しか持ち得なくなった。また工場労働者が今まさにそうであるように人自身が機械で代替え可能な時代が来ても、人はこの先も人自身に価値を持ち続ける事が出来るのだろうか。科学技術が進化し続ければ、心(脳)の働きを模した機械としても、生身の人間を超えたものを作り出すことが可能な時がやがて来る。孫さんはペッパーの成長に涙すると言うが、シンギュラリティーの意味するところを、機械が模倣する人の脳の全ての機能において人を超えること、を意味すると定義するとそこには心も含まれることになるが、それは喜ばしいとばかりは言えない予感がする。(2016/01/21 10:55)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

「タイム・トゥ・マーケット」で売らないともうからない。

栗山 年弘 アルプス電気社長