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ストレスから逃げ続けてつかんだ天職

40代で引っ越しのバイトも経験した元トップセールスマン

2015年12月3日(木)

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「中学校の同窓会があって、そこに、中学時代に好きだった女の子も出席していたんです。話を聞いたら、確か工業高校に進学したはずなのに、もう辞めてしまったのだと。家も出て、彼氏と2人で住んでいて、将来は美容師になる、と、美容専門学校に入り直したと言うんです。夢に向かってまっすぐ進んでいる彼女が、同じ年なのに随分大人に感じて衝撃を受けましたね」

 彼女との再会で、やはり1度きりの人生だから、燃えるもの、熱中できるものがなくちゃダメだと、気付かされたのだという。その頃の松橋氏は、音楽が好きでバンド活動に熱中していた。ギターがなかなかの腕前で、地元のNHKラジオにも出演。自分が目指すべき道はこれだ、と確信し、上京して音楽の専門学校に進学した。地元で公務員になることを望んでいた両親はもちろん反対したが、最終的には夢を追うことに理解を示してくれた。親には頼れず新聞奨学生となり、学費はすべて奨学金で賄った。働きながら専門学校に通うことになり、学校は銀座。青森から出てきたばかりの松橋少年は、希望に燃えていた。

「でも、夢に燃えていたのは1カ月くらいでしたね。すぐに現実を知ることになってしまって…」

プロのミュージシャンになるはずが

 松橋氏が入学したのは、数多くのプロを輩出している非常にレベルの高い音楽専門学校。同級生には、井上陽水氏のバンドでギターを弾いている今堀恒雄氏や、サキソホンの菊地成孔氏など、私でも名前を知っているような有名なミュージシャンがぞろぞろ在籍していたのだという。ギターテクニックに長けていたとはいえ、譜面もろくに読めずアドリブも弾けない松橋氏は、やがて失意の日々を過ごすことになる。

「ハイレベルな同級生を見て、オレはプロにはなれないなあというのを思い知らされました。学校を辞めるつもりはありませんでしたが、劣等生である自分と向き合う毎日はストレスだらけで苦痛でしたね。奨学金のための仕事も、単純な事務作業でこれまたストレスが溜まる。でも辞めてしまったら、支給された全額を返還しなければならなかったので、辞めるわけにもいきませんでした。専門学校は2年課程だったので、プロにならないのなら就職活動も真面目にしなければいけなかったのですが、そういう気にもなれなくて…」

 オレはプロのミュージシャンになる、と大見得を切って青森を出てきたので、誇れる結果を出さなければならない。だから、卒業してもまだ「いつかプロになるのだから」と自分に言い訳をしてアルバイトを続けたそうだ。就職したら負け。夢を追うことからリタイヤすることになる。当時の松橋氏はそう思ったのだそうだ。そのとき選んだアルバイトが、比較的早く稼げる引っ越しの仕事。当時日給が一番良くて、責任が重くないから。それが選んだ理由だったとか。

 ところが、配送の運転を任されるようになったとたんに、物損事故を起こし、保険や罰金が給料から引かれていくことに。給料は手取り8万円で、罰金は10万円。これでは生活ができない。そこで、さらに割のいい仕事を求めて転職をする。今度は大手量販店の販売の仕事だ。販売や接客の仕事は初めてだったが、言う台詞は決まっていたのでそれほど苦にはならなかった。時代はちょうどバブルの入り口。景気が良くなってきたこともあり、面白いように商品が売れ、アルバイトでも月収30万円を超えたそうだ。

「ビックカメラに2年、内外無線に2年、ジャスコ、ダイエー、忠実屋……。トータルで6年くらい販売の仕事をやったでしょうか。そのころには、音楽への情熱はすっかりなくなっていました。販売の成績もよかったので、気をよくして、いつの間にか対人恐怖症はなくなっていました」

 20代も半ばになったころ、知人からもっといい金儲けの話を持ち掛けられる。それはフルコミッションでの経営者向け自己啓発教材の訪問営業の仕事だという。1週間で70万円売り上げるという知人の話を聞き、「この人が稼げるのなら、オレにもできるはず」と転職を決意する。

コメント3件コメント/レビュー

タイトルがふさわしくないのでは?この方はさまざまな職を経験する中で自分の天職を見つけたというだけで、逃げてたどり着いたわけではないと思いますし、ちょっと人より波乱万丈だっただけですよね。

あと、冒頭の「自分探し」云々の話ですが、自分探しって何なんですかね。この単語見るといつも笑っちゃうんですけど。今の自分は自分じゃないんですか?どこに探しに行くんだよって思っちゃいますw(2015/12/03 10:50)

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「ストレスから逃げ続けてつかんだ天職」の著者

松尾 昭仁

松尾 昭仁(まつお・あきひと)

ネクストサービス代表取締役

大学卒業後、業界大手の総合人材サービス企業を経て、コンサルタントとして独立。自身が企画し講師を務めるビジネスセミナーの参加者は延べ1万人を超え、その中から500人以上の各種講師などを世に送り出す。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

タイトルがふさわしくないのでは?この方はさまざまな職を経験する中で自分の天職を見つけたというだけで、逃げてたどり着いたわけではないと思いますし、ちょっと人より波乱万丈だっただけですよね。

あと、冒頭の「自分探し」云々の話ですが、自分探しって何なんですかね。この単語見るといつも笑っちゃうんですけど。今の自分は自分じゃないんですか?どこに探しに行くんだよって思っちゃいますw(2015/12/03 10:50)

全てに後ろ向きであまりにコロコロ転がる様は驚愕ですが、全く参考になりませんでした。信念とか機軸といったものが無さすぎです。いやお金儲けが軸という意味では一貫しているのかな。。(2015/12/03 08:30)

自己啓発というところに抵抗和感じるものの、話者がもともとポテンシャルを持っていた今までの話と違って非常に面白く感じました。(2015/12/03 07:29)

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