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ニトリだけじゃない!加熱する「銀座争奪戦」

賃料高騰でも「ロンドンより割安」で海外勢も参戦

2015年7月14日(火)

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 家具チェーン最大手のニトリホールディングスが初出店に踏み切った銀座。代表的な都心一等地を目指し、ニトリ以外にも多くの企業が出店計画を明らかにしている。

 国内カバン最大手・サックスバーホールディングス傘下の東京デリカは、9月にリニューアルする銀座5丁目の商業ビル「ニューメルサ」に旗艦店を出す。銀座に集まる訪日外国人客を取り込む狙いだ。ダウンジャケットで有名な仏モンクレールも10月、銀座2丁目に国内2店舗目となる旗艦店を出す方針で、今秋に完成する予定の銀座6丁目の商業ビルには伊ヴェルサーチが出店する。

 観光スポットとしても著名な銀座は、増加し続けている訪日外国人客によるインバウンド消費の恩恵を受けやすい。休日だけでなく、平日でもツアー客と思しき一団が「銀ブラ」や「爆買い」を楽しむ様子が街中で散見される。

 銀座周辺の月島や勝どきに高層マンションが林立したことで、銀座を日常使いの場所にする住民層も定着。様々な消費者が入り混じり、まさに都心争奪の象徴的な舞台になっている。

路面店賃料、1年で3割上昇

 こうした消費の盛り上がりを受けて、賃料も上昇傾向が続いている。日本不動産研究所とコンサルティング会社ビーエーシー・アーバンプロジェクトの調査では、銀座の不動産の1階部分の賃料は、2014年下半期の平均で1坪当たり月5万8200円となった。1年前と比べ、3割以上高い。

 創業100年以上の歴史を持つ銀座の不動産会社、小寺商店の児玉裕社長は、この賃料上昇の背景について、「値上がり狙いのファンドではなく、自分で不動産を使いたい会社が出てきた結果だ」と話す。銀座に出店したい企業には外資系ブランドなども多い。銀座出店の際には広告塔としての意味合いもある旗艦店を出すケースも少なくなく、賃料上昇に拍車がかかっているという。

 児玉社長によると、「リーマンショック前の水準と比べて、全体で7~8割のところまで回復している。銀座中心の特定物件では『リーマン超え』の賃料で契約するケースも出ている」という。

 こうした傾向を象徴する動きもあった。今年初め、小寺商店が銀座7丁目で約100平方メートルの1階路面店のテナント募集をかけたところ、「予定賃料に対して満額のオファーが、一気に5件程度入ってきた」(児玉社長)。銀座の不動産は市場に出回る物件数が少なく、「店舗に関しては明らかに需要が供給を上回っている」と児玉社長は話す。

 出店需要の盛り上がりを受け、銀座では大型商業施設の開発も盛んだ。

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「ニトリだけじゃない!加熱する「銀座争奪戦」」の著者

杉原 淳一

杉原 淳一(すぎはら・じゅんいち)

日経ビジネス記者

2005年、日本経済新聞社に入社し、大阪経済部に配属。2009年に東京に異動し、経済部で銀行や農林水産省、財務省、金融庁などを担当。2015年4月から日経ビジネスで金融機関を中心に取材している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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