• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

回転ずし「スシロー」、都心で「すしの民主化2.0」

2016年9月期中に小型の実験店を出店。狙うは世界

2015年7月15日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

あきんどスシローが郊外で展開してきた「スシロー」の店舗。今後、都心でも展開する

「来期、都心に既存フォーマットの店を作りたい」

 回転ずしチェーン最大手あきんどスシローの水留浩一社長兼CEO(最高経営責任者)は、静かにこう語る。「既存フォーマット」とは、郊外のロードサイドで展開してきた100円回転ずし「スシロー」のことだ。

 同社はスシローの既存店の売上高や客数、客単価を公表していないが、水留社長は「今年に入って(売上高は)前年比100%超えが続いている」と堅調さを強調する。今期(2015年9月期)は既に全国400店を達成し、40店弱の新規出店を達成する見通し。来期も同程度の出店を計画している。

 そんなスシローが次に狙うのが都心だ。「未開の地として、都心のマーケットがある。我々が一番得意なのは回転ずしなので、スシローをどういう風に都心に持ってこられるのか、挑戦したい」と水留社長は語る。

2015年2月にあきんどスシローの社長に就任した水留浩一氏。2010年に経営破綻した日本航空の管財人代理として、再生計画の策定などに携わった経験を持つ。(写真:陶山勉、以下同)

都心の「1.5等地」を攻める

 これまで、あきんどスシローの出店は郊外のロードサイドに基本的に特化してきた。高価だったすしを「1皿100円(税別)」で提供すべく、賃料の安い郊外のロードサイドに大型店を出店。店舗運営も回転レーンにすしを乗せて提供するほか、すしの握りでロボット化を推進するなど効率化を徹底してコストを抑えてきた。その一方で、「原価率5割」にこだわっている。すべては、すしを低価格にし、子供を含むファミリーに食べてもらうためだ。

 その経営の方向性は、郊外店で家具を安く売り、「家具の民主化」を目指してきたニトリホールディングスの似鳥昭雄社長のビジョンと共通する。スシローもこれまで、郊外で「すしの民主化」を実行してきたとしたら、これからは都心で「すしの民主化2.0」を目指すといったところだ。

 既存のスシローの店舗サイズは、約100坪(約330㎡)の広さ。だが、賃料の高い都心では適当な場所がないばかりか、同じ広さでは採算を合わせることが難しい。そこで、既存の3分の2の広さに店舗を小型化。その広さに適した店舗運営やメニューを開発し、来期にまず実験店を首都圏に1~2店舗出す。既に、東京を中心に出店候補地を探し始めている。そこで手ごたえが得られれば、既存の半分の狭小地にも挑戦したい考えだ。

 「都心といっても1等地ではなく、1.5等地ぐらいに出店したい」と水留社長は話す。マクドナルドやスターバックスなどと軒を並べるような駅前の一等地ではなく、一本裏通りに入った場所でも、十分に集客できると考えるからだ。住宅街を背後に抱える都心の主要駅周辺を想定している模様だ。

コメント0

「ニトリ、銀座へ 始まった都心争奪戦」のバックナンバー

一覧

「回転ずし「スシロー」、都心で「すしの民主化2.0」」の著者

河野 紀子

河野 紀子(こうの・のりこ)

日経ビジネス記者

日経メディカル、日経ドラッグインフォメーション編集を経て、2014年5月から日経ビジネス記者。流通業界(ドラッグストア、食品、外食など)を中心に取材を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック