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ファミマで増える「2階建てイートイン」の謎

狭小地でも儲かるコンビニの秘訣とは

2015年7月16日(木)

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ファミリーマート日枝神社前店。広いイートインスペースを2階に設けた(写真:大槻純一、以下同)

 国会議員会館や数多くの大企業の本社近くにあることから、政財界の参拝者も多いことで有名な日枝神社(東京都千代田区)。神社を背に、通りの反対側の赤坂方面をうかがうと、一風変わったファミリーマートの店舗が目にとまる。同社が次世代コンビニの象徴と位置づけ、2014年5月にオープンした「ファミリーマート日枝神社前店」(東京都港区)だ。

 この店舗がユニークなのは、2階建てという点である。しかも、2階がすべてイートインのスペースになっている。1階の売り場面積はファミリーマートの標準店の約7割しかなく、2階のイートインのスペースには約40席を配置。通常のコンビニなら、イートインがあってもその席数はせいぜい10席程度である。この店舗は従来のコンビニの常識と照らして、明らかに異質だ。

 座席の横には雑誌売り場があり、イートインの利用客が購入した雑誌を席でゆっくり読めるようにしてある。平日の昼間は近くに職場がある会社員らで賑わう。居心地の良さも手伝い、「取引先と商談で3~4時間利用する方もいる」(内藤淳一店長)。平日夕方以降は近くの住民や飲食店経営者らが、休憩を兼ねて利用することが多いという。

2階建てコンビニ、既に約40店を展開

 ファミリーマートは2階にイートインコーナーを設けた店舗を昨年6月、大阪でも開いている。この「ファミリーマート西天満四丁目店」(大阪市北区)では、イートインの座席を30席ほど用意。近くには官公庁や事業所が並び、ビジネスパーソンの需要を取り込んでいる。ファミリーマートは2012年から2階建てイートインの店舗を少しずつ増やしてきた。現在は都心部を中心に約40店を展開している。

 ファミリーマートは、なぜ2階建てのイートイン併設店を増やしているのか。背景には、コンビニ各社の出店競争が過熱し、飽和状態が近づいている都心部の市場環境がある。同社は2階建て店舗が、都心部での出店を進めるうえで1つの切り札になると考えている。

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「ファミマで増える「2階建てイートイン」の謎」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日本経済新聞証券部

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月、日経ビジネス記者に。17年4月、日本経済新聞証券部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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