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ガンプラ販売35年、生き字引の証言

宮沢模型の千葉清取締役に聞く

  • 松浦 龍夫

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2015年10月15日(木)

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 ガンプラをはじめとするプラモデルは玩具卸を経て小売りへ流れる玩具とは異なり、「模型卸」を経由する。最大手の一つが「宮沢模型」であり、ガンプラも発売当初から取り扱っていた。当時の仕入れ担当であり、35年近くガンプラ販売に携わってきた宮沢模型の千葉清取締役に当時の話を聞いた。

はじめて「ガンプラ」を知った時のことを教えてください。

宮沢模型本社(東京都墨田区)

千葉:1年年上の先輩が「面白いものがある」と持ってきてくれたのがきっかけです。「1/144」とスケールが書いてあって。実物大の本物がないのにスケールを書くなんてウィットに富んでいるなと思いました。当時プラモデルはマニアが凝ってやるもので、色や加工などどんどんエスカレートしていく。楽しんでいるのか苦しんでいるのかといった印象もありました。そんな中で1/144のガンプラは「マニアが息抜きで作って遊べる商品になるかな」とも思いましたね。

ガンプラの見た目の印象はどうでしたか。

千葉:よかったですよ。ガンキャノンのバズーカとかがそうですが、私にはガンプラの造形が、戦車とか今まであったミリタリー系プラモデルの延長にあるように映りました。既存のプラモデルファンにも受け入れられると思いました。

そこで、ガンプラを宮沢模型で扱うことになったのですか。

田宮模型の重役が飛んできた

千葉:そうですね。宮沢模型の店舗にガンプラの小さな棚を作りました。お店に入ってすぐのちょっといい場所に。しばらくしたらタミヤの重役が来店されて「宮沢さんは何を始めるのか」と言われて驚いたことを覚えています。宮沢模型の若手が突っ走って、何かわからないがロボットを店に並べていると、タミヤの営業の方が見て伝えたんでしょうね。

 そんなときです。家に帰って奥さんに「今度こんなの出たんだ」ってガンプラを見せたら、うちの息子がガンダムのダイキャスト(金属製のオモチャ)、クローバー社製ですかね、同じのを持っていると妻から言われました。再放送のアニメも見ていて、「なんか話は難しいけど一生懸命見てるよ」って。それを聞いて、小売店に「とりあえず買ってみてよ、息抜きに、300円だから」と、どんどん勧めました。小売店の方は「ほんとかよ、まぁとりあえず置いてやるか」って感じでした。

その後ガンプラは空前のブームを迎えますが、予兆はありましたか。

千葉:「何か妙なんだよ、大学生が買っていくんだ」。複数の小売店からそんな声が聞こえてきて、何か起こっているなとは感じました。そうしたら、あれよあれよという間に購入する年齢が下がってきて、たちまち品不足という状況になったんです。当時のバンダイは今よりずっと小さかったですし、模型も後発の方だったからまだ生産設備もそこまで大きくなかったので、需要に応えきれなくても仕方なかった面はありました。

品切れがブームを加速した。体験された状況で記憶に残る光景は。

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