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仕事の無駄は数値でつかむ

山梨県の健康ランド「クア・アンド・ホテル」の取り組み

2017年7月25日(火)

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山梨県の健康ランドが、4年前から現場改革に取り組んでいる。客数のばらつきに対応するには、どんな働き方ができるか。日々の分析で見つけた無駄を排除し、労働時間を短縮した。

クア・アンド・ホテルが経営する「石和健康ランド」の従業員。働き方を大きく変えた(写真:清水真帆呂、以下同)

 人が足りないと思っていたら、実は人が余っていた。人を適正に配置したら、労働時間も削減できた──。クア・アンド・ホテル(甲府市)が運営する「石和健康ランド」(山梨県笛吹市)は今、大きな手応えをつかんでいる。

 4年前に人員シフトの見直しをはじめとする現場改革をスタートし、2014年度(14年4月~15年3月)の総労働時間は前年度比95・0%、15年度(15年4月~16年3月)は同94・7%に減った。

山梨県の石和温泉駅近くにある施設は中高年に人気

「人が足りません!」

 もともと石和健康ランドのシフトは単純だった。

 同施設は24時間営業で、風呂・サウナを中心に飲食やカラオケ、マッサージ、散髪、アミューズメント、宿泊など多種多様なサービスを提供する。以前は持ち場ごとに早番、遅番、深夜の3種類のシフトを組んでいた。

 例えば、「フロント勤務の早番は、午前○時出社、午後○時退社」「風呂場担当の遅番は午前○時出社、午後○時退社」と固定。団体の予約客があるときに出勤人数をやや多めにするといったことすら、していなかったという。

 「お客様が多かろうが少なかろうが、基本的にシフトは同じ。定められた休憩時間になれば、仕事が忙しくても休憩に入る。逆にお客様が少なくて暇を持て余していても、特に何かをしなければいけないとは考えない。そんな職場だった」と、同施設の荒井清隆総支配人は苦笑いする。

 一方、現場のあちこちから、人手不足を訴える声が相次いでいた。同施設のお客の中心は、近隣の中高年。周囲には農家も多く、雨が降ると農作業を切り上げ、骨休めに来館してくれる。こうした日は、どの持ち場も忙しい。

 「お客様が多い日は、うちの部門は残業しないと回りません。人を増やしてください!」という声が絶えなかった。とはいえ、経営側としてはおいそれと増やせない。

コメント3件コメント/レビュー

この様なマクロの数値を把握するだけでも効果が出たのが興味深い。
やはり測定できないことは管理できないのだね。
現場の細かい業務の効率にも目が向ければ、さらに改善できそう。(2017/07/25 12:09)

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「仕事の無駄は数値でつかむ」の著者

内藤 耕

内藤 耕(ないとう・こう)

サービス産業革新推進機構代表理事

世界銀行グループ、独立行政法人産業技術総合研究所サービス工学研究センターを経て現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

この様なマクロの数値を把握するだけでも効果が出たのが興味深い。
やはり測定できないことは管理できないのだね。
現場の細かい業務の効率にも目が向ければ、さらに改善できそう。(2017/07/25 12:09)

 なるほど、
 ところで、以前日経ビジネスでも大々的に取り上げていた、石川県の「加賀屋」さんは、いろいろな機械を導入されたとのことでしたが、今はどうなっているのでしょうか?(2017/07/25 11:24)

この手の記事を観る度に感じるのは、従業員が生産性の向上で利益を得ているかどうかが書かれていない。この記事の最後にも『・・・従業員もハッピー・・・』と書かれているが、何がどうハッピーなのでしょう?それこそ数値化してみたらどうでしょうか。それは会社はハッピーでしょう。余計な人件費を掛けずに多くの仕事をこなせると利益が上がる。さて、従業員はハイテンションのまま一日働き続けることを毎日続ける。要は、如何に経営者が、従業員が文句を言わない働く限界点を上手く見つけましたという記事なんですね。従業員の年収を働き方改革で増やしたが、利益はもっと増やしたという経営者の話はないのでしょうか?(2017/07/25 07:32)

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