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「問われるのはアップルの哲学」元ドコモ夏野氏に聞くランキング操作問題

プラットフォーマーが果たすべき役割とは

2015年7月7日(火)

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 App StoreやGoogle Playで目にするアプリのランキング。このランキングは、「リワード広告」という手法によって巧妙に“操作”されていることが明らかになっている(スマホアプリ、操作されるランキング)。特に、App Storeの「無料ランキング」では顕著で、「お金をかけずに無料ランキングの上位に居座り続けることは、今ではほぼ不可能に近い」(業界関係者)。

 App Storeの無料ランキングを決めるパラメーターは、ダウンロード数の比重が高いと言われている。リワード広告によって“ダウンロード数”をカネで買えば、あたかもダウンロード数が伸び、ランキングが上がっているように見せかけることが可能なわけだ。

 こうした現状について、「対応していないアップルの責任も一部ある」という声も少なくない。元NTTドコモでiモードを立ち上げ、運営した夏野剛氏に、プラットフォーマーのランキング運用について話を聞いた。

撮影:北山宏一、以下同じ

リワード広告によって、一連のダウンロード数が水増しされたり、プラットフォーム側のランキングが操作されたりしている現状をどうご覧になっていますか。

夏野:端的に言うと、「必要悪」になっているのだと思います。

 グーグルやアップルの運用方針では細かいことはやっていないように感じています。単純な売り上げやダウンロード数でランキングを決めて、それを全世界で一気にやってしまう。プラットフォーマーとして、ガーディアンのような立場は取っていない。アプリの数もそれだけ多いですし、それぞれのプレーヤーが自己責任で行ってください、という方針なのでしょう。

 そうなれば、それをうまく使ってビジネスをしようとする人が出てくるのは当然。プラットフォーマーが変わらなければ、結果が出たもん勝ちになる。それでお金がまわるなら、プレーヤーはギリギリを狙うし、それが市場原理というものなのかもしれません。

 この状況が健全かといえばそんなことはない。迷惑を被るのはリワードを得ないユーザーだけ、という状況が続くのはまずい。ユーザーが完成度の低いアプリを意図せずダウンロードさせられるというのは、健全とはいえないですよね。ユーザー保護という観点が、ないがしろになっているという側面はあります。

 ただ、駅前のキャッチ商法と同じで、なかなか取り締まることが難しいというのもまた事実だと思います。

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「「問われるのはアップルの哲学」元ドコモ夏野氏に聞くランキング操作問題」の著者

染原 睦美

染原 睦美(そめはら・むつみ)

日経ビジネス記者

日経パソコン、日経ウーマンオンラインを経て、2013年4月から日経ビジネス記者。IT担当などを経て、日用品・化粧品担当。趣味は洗濯、昼酒、ピクニック。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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