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[再録]任天堂・岩田社長インタビュー「スマホは敵にあらず」

2015年7月13日(月)

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(日経ビジネス2012年12月10日号より)

2012年3月期に上場来初の最終赤字に転落した任天堂。2012年12月8日、6年ぶりとなる据え置き型ゲーム機の新型「Wii U(ウィー・ユー)」を発売した。正念場を迎えての新製品の発売に際して、日経ビジネスでは岩田聡社長にインタビューを行った。ハードの売り上げが赤字でも新型機の普及を優先させる考えや、既に驚異となっていたスマホ向けゲームとの棲み分けの方法など、その後の立て直し策を披露した。同氏の死を悼み、再録する。

(写真=宮田 昌彦、以下同)
岩田 聡(いわた・さとる)氏
1959年生まれ。北海道出身。82年、東京工業大学工学部を卒業後、ゲームソフト会社のハル研究所に入社。93年、同社社長に就任。2000年、任天堂に入社。取締役経営企画室長を経て2002年5月から現職。42歳で任天堂創業家出身の山内溥氏の後を継ぎ注目を集めた。携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」、家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」のヒットで2009年3月期には過去最高益を更新したが、2012年3月期は上場来初の最終赤字に転落。立て直しを図る。

Wii Uの勝負は年明け後 3DS失速の教訓を生かして ヒットの好循環作る

6年ぶりに据え置き型ゲーム機の新型「Wii U(ウィー・ユー)」を日本で発売します。手ごたえはどうですか。

岩田:先行した米国を含め出足は好調です。日本では販売店で先行予約を受け付けましたが、事前に確保した分を売り切って予約を締め切った販売店も多かったと聞きました。

 ただ、ゲーム機は発売直後は大抵、売れますから今は一喜一憂しても仕方ないと考えています。年末商戦は好調だと見込んでいますが、問題はその後です。年が明けてもきちんと売れ続けるのかどうかが問われています。

昨年発売した携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」は販売が伸び悩み苦戦しました。その教訓ですか。

岩田:3DSは発売時、間違いなく“熱”がありました。ただ、持続できなかった。勢いのあるゲーム機には、ゲームソフトメーカーも魅力を感じます。そして、どんどん新製品を投入しようと考えるのです。ゲームはハードが先行して、その後にソフトが市場に生まれます。

 3DSではこの好循環を作れませんでした。逆に勢いを失い、悪循環に陥りました。「これは大幅な立て直しが必要だ」と判断して、1万円の値下げを含む思い切った手を打ったのです。

 お客様にゲーム機を買ってもらうのは「ゲーム機の未来を信じていただく」こと。信じられる未来を作るためにもまずハードに勢いをつけて、好循環につなげていくことが必要なのです。

 自分自身でも何か新しいことができないかと考え、ネットで「Nintendo Direct」を始めました。これは動画を通じて当社の製品の今後の展開を伝えるものです。利用者は、これから自分が楽しめるゲームはどういうもので、今までと何が違い、何が新しいのかを具体的に知ることができます。私自身、ゲーム開発者の出身なので、自ら動画に出演して作り手としてのポイントを伝えているつもりです。

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