• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

“Bクラス”の岡崎慎司が急成長した指導法とは

台湾サッカー協会の黒田和生氏に聞く(中)

2016年7月20日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 台湾サッカー協会のユース育成統括兼U-13/U-18代表監督である黒田和生氏にお話しを聞く第2回。滝川第二高校の監督だった時代に指導した岡崎慎司(現レスター・シティ)選手とのエピソードなどについて聞いた(第1回目の記事参照)。

岡崎選手の才能を伸ばすために、どのようなことをされたのでしょうか?

黒田 和生(くろだ・かずお)
1949年3月8日生まれ。岡山県倉敷市出身。 岡山県立倉敷青陵高校を卒業後、東京教育大学に進学し、選手としてプレー。その後、神戸FCコーチに就任し、同クラブの監督も務める。滝川第二高校の監督を経て、2007年にヴィッセル神戸の普及育成事業本部長に就任。2009年からはユース(U-18)監督も兼任した。2012年に台湾へ渡り、ユース育成統括兼U-13/U-18代表監督として、現在も指導にあたっている。

黒田:まず私の指導には「フタをしない」という大原則があります。その上で、「心・技・体」と言われるように、ある部分だけ伸びても、ある部分に欠陥があれば一流選手としてはダメなわけです。岡崎は滝川第二高校(滝二)に来るのだから、ある程度のレベルにはいるわけですが、一番足らないのは考える力でした。考える力をどうやってつけるかというのは、僕の大きなテーマでしたね。

 学校の成績は1つの目安ですよね。記憶したり、判断したり。それとは別に感性というものがあります。芸術的なもので、クラシックを聴いたり、絵を見たり、綺麗な風景を見たり。そういう感性の部分も大切にしようと考え、選手に対しては本を読めとやかましく言いました。活字を読み進めると、間、間にイメージが出てくるんじゃないかと。読んだら感想文を書き、できれば感想を話すようにさせました。

本とはどういうジャンルのものでしょうか?

黒田:なんでもいいんです。無理やり1カ月に1冊読むという課題を与えて、そして感想文を書かせる。これは選手にとって苦痛だったでしょうね。

サッカー部の活動とすれば珍しいですね。

黒田:読むのは偉人伝がいいよと。西郷隆盛だったり、ベートーベンだったり、織田信長だったり、そういうアドバイスはしました。ですが、ジーコ物語とかマラドーナに関するものとかサッカーの本ばかりを読んでくるんです(笑)。1年に12冊読むわけだから、12冊のうちの2~3冊はそれでもいいけど、後の10冊は違う本を読めよと。

偉人伝を薦めた理由はなんだったのでしょうか?

黒田:今でいう成功体験というのでしょうか。偉人も苦労して、努力したという内容ですよね。世のため、人のために彼らは仕事をしてきたから、人々は偉人として彼らを褒め讃える。だから君たちも将来は人のため、世のために役立つ仕事、姿がいいんじゃないかと伝えたい思いがありました。

コメント0

「インタビュー」のバックナンバー

一覧

「“Bクラス”の岡崎慎司が急成長した指導法とは」の著者

上野 直彦

上野 直彦(うえの・なおひこ)

スポーツライター

兵庫県生まれ。ロンドン在住の時にサッカーのプレミアリーグ化に直面しスポーツビジネスの記事を書く。女子サッカーやJリーグを長期取材している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

人々が働きたいという会社になるには 「働きやすさ」と「働きがい」、この2つが必要だ。

川野 幸夫 ヤオコー会長