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AIに仕事を奪われないために…TED代表の警鐘

「パブリック・スピーキング革命」がやってきた

2016年8月1日(月)

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今年2月にカナダのバンクーバーで開催された「TED2016」の様子(写真:Marla Aufmuth/TED)

 様々な分野の才能が一堂に会し、スピーチを通じて互いの発想を刺激し合う「TED Conference(テッド カンファレンス)」。1984年に米西海岸で有識者のサロン的な集会として始まり、「Ideas worth spreading(広める価値のあるアイデア)」を披露し合う場として、年々規模を拡大してきた。その模様を録画したネット「TED Talks」の再生回数は年10億回を突破。派生イベントである「TEDx」は世界3000カ所以上で開催、日本でも「TEDxTokyo」を始めとした無数のTEDイベントが開催されている。

 その元締めとも言える非営利組織TEDの代表を2001年から務めているのが、クリス・アンダーソン氏。新著『TED TALKS スーパープレゼンを学ぶTED公式ガイド』では、この15年間に蓄積した優れたスピーチのノウハウを披露しつつ、「パブリック・スピーキング革命」と呼ぶ時代の到来を指摘している。「スピーチは21世紀の教育に不可欠になる」と断言するアンダーソン氏に、その理由を聞いた。

(聞き手は蛯谷 敏)

Chris Anderson(クリス・アンダーソン)氏
TED代表兼キュレーター。1957年、宣教師だった父の赴任先パキスタンに生まれる。幼少期をパキスタン、インド、アフガニスタンで過ごし、英国に帰国。78年に英オックスフォード大学卒業、その後ジャーナリストとして活動した。85年に出版社のフューチャー・パブリッシングを創業。その後も、100以上の雑誌やウェブサイトを手がけ、成功を収める。2001年、自身の財団を通じて非営利団体のTEDを買収した。米ニューヨーク在住。(Photograph (c) TED/Chris New)

2001年にTED代表に就任して以来、初めてTEDに関する本『TED TALKS スーパープレゼンを学ぶTED公式ガイド』を出版しました。まず、その理由について教えてください。

アンダーソン:2つあります。1つは、僕達がこの約15年間続けてきたTEDの経験が、それなりに蓄積されてきたことで、一度それをまとめたいと思ったこと。ご存知の方も多いかも知れませんが、TEDは「Technology」「Entertainment」「Design」の頭文字を取ったもので、異なる3分野を結びつける年に1度のカンファレンスとしてスタートしました。

 それが5年経ち、今や世界各国でTEDのブランドが知られるようになりました。オンラインで提供しているTED Talksの再生回数は、2015年で10億回を突破しました。さらに、世界各地の有志が自主的に開く「TEDx」も活況で、これまでに3000カ所以上で開催されました。現在も8つ9つのTEDxイベントが毎日どこかで開催されています。

 この間、僕らは何百人もの講演者と一緒に、限られた時間でどうすれば効果的なメッセージを伝えられるか、徹底的に考え抜いてきました。時に驚かせ、時に楽しませ、時にインスピレーションを与えるスピーチは、いかにして生み出されるのか。もちろん、失敗も数知れず経験しましたが、これらのコラボレーションを少しでも記録しておきたいと考えたからです。

パブリック・スピーキング革命の胎動

 ただし、動機としてそれ以上に大きかったのは、2つめの理由です。それは、世界で今、「パブリック・スピーキング革命」とも呼べる動きが起きていることを伝えたかったのです。

パブリック・スピーキング革命ですか?

アンダーソン:簡単に言えば、人前で自分のアイデアや考えを披露するスピーチという手段が、新たな変化を起こすツールとして、これまでになく重要になるということです。優れたスピーチを聞いた時、人は鳥肌がたち、前身に電流が流れるような体験をします。心を震わせ、時にその人の生き方を変えてしまうことさえあります。

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「AIに仕事を奪われないために…TED代表の警鐘」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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