• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「当社は、奥様方中心にファンがたくさんいる」

家電分野に本格参入、アイリスオーヤマ社長語る

2017年8月8日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

収納用品やペット用品のメーカーとして知られるアイリスオーヤマが家電事業を拡大している。炊飯器や布団乾燥機など小型家電に続き、今春にはルームエアコンに参入した。大手メーカーを辞めた技術者を受け入れ、停滞市場で異彩を放つ。

(聞き手は 本誌編集長 東 昌樹)

(写真=阿部 勝弥)
PROFILE
[おおやま・けんたろう]1945年生まれ。64年大阪府立布施高等学校卒、同年7月父の急死で家業を継承し大山ブロー工業所代表者に就任。71年法人化に伴い、代表取締役社長に就任。プラスチックの成型技術を生かし、養殖用のブイや育苗箱などを開発しヒットする。水産や農業などが盛んな東日本に拠点を作り、89年本社を仙台市に移転。91年アイリスオーヤマへ社名変更。大阪府出身、71歳。

横並びが家電業界をダメにした

収納のクリアケースやペット用品からLED(発光ダイオード)照明まで。いろんな商品を提供していますね。アイリスは今、一言で言うと何の会社ですか。

大山:東日本大震災の前までは、快適な生活を支援することをコンセプトにする商品を扱う会社でした。園芸やペット関連、収納容器。余暇を豊かな気持ちで過ごすための商品であったり、日々の生活を快適に過ごすための商品です。

 震災後に会社の進むべき道を少し変えました。あの震災では、仙台に本社を置く当社に対しても、あるいはこの地域全体に対しても、全国からたくさんの支援を頂きました。皆さんに少しでも恩返ししたい。ならば、私たちができる範囲内で、日本の課題を解決してみようと。

日本の課題といっても、いろいろありますね。

大山:例えば、電力。震災後に原子力発電所の稼働が止まり、計画停電が繰り返されましたね。でも、当社にはLED照明があります。震災の前年に本格参入していた新規事業ですが、節電効果の高い特徴を生かせば、電力不足という課題を解決できる。そう考えて、一気にアクセルを踏んで事業展開のスピードを速めました。

 震災後に参入した精米事業もそうです。これはまさに米どころの東北の農家の復興につながります。ただし、単なる支援ではいけません。国の復興予算が消化されれば、終わってしまいます。当社は思いつきやボランティアではなく、事業として取り組みました。低温製法という新しい方法を取り入れて、他のお米と差異化したことで、おかげさまで、今ではコンビニエンスストアで展開するほど広がっています。

コメント1件コメント/レビュー

これまでのアイリスオーヤマの製品は壊れたら利用者が不燃ごみとして処分できる製品がメインで、LEDや炊飯器・掃除機も最悪自力で処分することが可能なものだったが、エアコンは素人がどうこうできるレベルのものではなく、設置までの施工力や故障時の修理対応が厳しく問われることになる。その意味ではこれまでとは数段高いレベルの覚悟が問われることになるでしょうね。
もし作るだけならできるよ程度の軽い発想で新規参入するなら強いしっぺ返しを食らって撤退コースに追い込まれるでしょうし、ホームセンターを提携パートナーにするようですが、エアコンは必要としている時に限って壊れるなど、需要の緊急性が高いだけにアフターサポートをないがしろにすると一気に信用失墜しかねない。そういう意味では提携業者は慎重に選び、修理サポート要員の質も高いものに保つ努力も必要でしょう。
パソコンの世界でも、参入当初はきめ細かいサポートができて評判の良かったブランドが、自社を過信したあげく驕り高ぶり評判を落とし凋落していく事例を何度も見てきましたが、彼らと同じ過ちを繰り返さないで欲しいと思います。(2017/08/09 17:08)

「インタビュー」のバックナンバー

一覧

「「当社は、奥様方中心にファンがたくさんいる」」の著者

東 昌樹

東 昌樹(ひがし・まさき)

日経ビジネス編集長

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

これまでのアイリスオーヤマの製品は壊れたら利用者が不燃ごみとして処分できる製品がメインで、LEDや炊飯器・掃除機も最悪自力で処分することが可能なものだったが、エアコンは素人がどうこうできるレベルのものではなく、設置までの施工力や故障時の修理対応が厳しく問われることになる。その意味ではこれまでとは数段高いレベルの覚悟が問われることになるでしょうね。
もし作るだけならできるよ程度の軽い発想で新規参入するなら強いしっぺ返しを食らって撤退コースに追い込まれるでしょうし、ホームセンターを提携パートナーにするようですが、エアコンは必要としている時に限って壊れるなど、需要の緊急性が高いだけにアフターサポートをないがしろにすると一気に信用失墜しかねない。そういう意味では提携業者は慎重に選び、修理サポート要員の質も高いものに保つ努力も必要でしょう。
パソコンの世界でも、参入当初はきめ細かいサポートができて評判の良かったブランドが、自社を過信したあげく驕り高ぶり評判を落とし凋落していく事例を何度も見てきましたが、彼らと同じ過ちを繰り返さないで欲しいと思います。(2017/08/09 17:08)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面白い取り組みをしている会社と評判になれば、入社希望者が増える。その結果、技能伝承もできるはずだ。

山崎 悦次 山崎金属工業社長