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進む「1日5食化」と新たな商機 

味香り戦略研究所の菅慎太郎氏が提言

2016年1月20日(水)

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 「もはや1日3食という食事スタイルは過去のものになった」――。味覚や香りを科学的な指標で評価する味香り戦略研究所。昨年11月下旬、同社はこんな驚くべき調査結果を発表した。生活スタイルの多様化に伴い、「1日3食」という食のスタイルが崩壊。若年層を中心に、1日5食スタイルに変化しているという。小売りや食品・飲料メーカーにとってみれば、ここに新しい商機がある。味香り戦略研究所の“味覚参謀”、菅慎太郎氏に話を聞いた。

(聞き手は日野 なおみ)

菅 慎太郎氏
味香り戦略研究所味覚コンサルタント、口福ラボ代表。1977年埼玉県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。「おいしさ」の表現を企画する口福ラボを主催し、味香り戦略研究所では「味覚参謀(フェロー)」としてマーケット分析、商品開発を担当。大学での講義や地方での商品開発、地域特産物の発掘、ブランド化を手がける。キッズデザインパーク講師、日本味育協会認定講師(撮影:陶山 勉)

味香り戦略研究所では昨年11月、独自の調査を実施し、「1日3食から1日4~5食時代へ」という結果を発表しました(詳細は「食品・飲料のトレンドは『プチカム(噛む)食感』」)。具体的にどういうことでしょうか。

菅氏(以下、菅):これまで一般的な食生活は朝昼晩の1日3食でした。ところが実態を調べてみると、1日3回、きっちりとした食事の機会を持っている消費者は少なくなっています。

 朝食では、これまでのような一汁三菜の食事を出す家庭が少なくなっています。朝はがっつりしたものを食べないで、ヨーグルトやゼリーといった、軽く胃袋を満たすものが主流になりつつあります。これを私は朝食の液状化と呼んでいます。

 昼はどうかと言うと、家族世帯はみんなバラバラに食事をするようになっています。子供は学校で給食や弁当を食べ、親は職場でランチを済ませる。実は唯一、この昼のタイミングが、きちんとした食事をする機会になっています。それは、昼食以降の食のスタイルを見れば分かります。

 晩ご飯は、最近では共働き世帯が増え、家族で食卓を囲む時間が遅くなっています。多くの共働き世帯で、晩ご飯を食べるのは午後7時や8時頃。子供にしてみれば、正午に昼食を食べて、晩ご飯までの間に7~8時間もあるわけです。当然、お腹が空きます。

 晩ご飯まで待てないのでおやつを食べる。最近では保育園のおやつでも、お菓子を出すのではなく、おにぎりやピザ、うどんを出しています。親の迎えが遅いから、夕食までの間に空腹を満たす軽食を出すんですね。「おやつ」というよりは「補食」の側面が強い。

 こうして夜ご飯前に軽食を食べると、実際の晩ご飯は、そんなにボリュームのあるものを食べられなくなります。お腹が空いていないから軽めのもので済む。そうなると晩ご飯の軽食化が進みます。そして夜更かしをするので寝る前にデザートやパンなどをつまむ。

 流動化した朝食と、しっかり食べる昼食、夕食までの軽食と、軽食化した晩ご飯、そしてデザート…。食事の機会だけを見れば、1日3回ではなく、1日4~5回になっています。

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「進む「1日5食化」と新たな商機 」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネス記者

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・鉄道業界や小売業界などを担当する一方、書籍編集なども手がける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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