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「女だから…」を跳ね返しインドから大出世

入社希望者は年180万人。英蘭ユニリーバの人事トップが挑む「職場の偏見」

2017年4月3日(月)

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昨年、英蘭ユニリーバで史上最年少の人事トップに就任したリーナ・ネアー氏。女性が働くことさえ珍しかったインドの現地法人から、出世街道を駆け上がってきた。ただ、その過程で「女性だから」という多くの偏見に遭遇。人事トップとなった今、社員が無意識に抱いている性別や宗教などに対する「偏見」を取り除こうと奮闘する。ダイバーシティ(多様性)を重視するユニリーバの人材戦略について話を聞いた。

(聞き手 大竹 剛)

ネアーさんは、インドの現地法人からキャリアを駆け上がってきました。これまでのキャリアを振り返って、女性だから、インド人だから、というような偏見にも直面したこともあると思います。どのように困難を乗り越えてきましたか。

リーナ・ネアー氏:ヒンドゥスタン・ユニリーバに入社した時、女性はわずか2人だけでした。約1万5000人の従業員のうちですよ。私は、女性初の営業スタッフでしたし、工場で働いた最初の女性でした。当時、私はユニリーバの工場だけではなく、工業団地で唯一の女性で、周りの工場からも珍しがって多くの人が覗きに来るほどでした。

「ひ弱な女性にはできない」と常に見られてきた

 そうですね。偏見には常に直面してきました。何か仕事をするたびに、周囲からは、「その仕事はひ弱な女性にはできない」といった偏見の目で見られてきました。

リーナ・ネアー氏
1969年10月28日インド生まれ。92 年、ユニリーバのインド地法人、ヒンドゥスタン・リーバ(現ヒンドゥスタン・ユニリーバ)に入社。93 年、リプトン(インド)Ltd にて工場人事マネジャーに着任し、当時工場では珍しかった女性管理職となる。以降、ヒンドゥスタン・リーバで幅広く人事の経験を積み、2006 年には同社初の女性ジェネラルマネジャー、2007 年には最年少でエグゼクティブダイレクターに就任。成長を支えるための能力開発・組織づくりのため、社内に成果主義を根づかせる一方で、キャリアを一旦離れた女性の復職を支援する Career by Choice を含むさまざまなプログラムを導入した。2013 年にはシニア ヴァイスプレジデント HR リーダーシップ&オーガナイゼーション兼グローバル ヘッド オブ ダイバーシティ&インクリュージョンに就任。社内のみならず、社外にもダイバーシティへの取り組みを広げている。2016 年 3 月 1 日、ユニリーバ史上最年少でチーフ HR オフィサーに就任。(写真:陶山 勉、以下同)

 すべての女性にアドバイスしたいことは、いまだに多くの仕事で、あなたたちが女性のフロントランナーであるということです。そのため、当然、様々な批判や偏見にさらされることはあるでしょう。

 しかし大切なのは、そうした逆境に挑み、批判を跳ね返すだけの実績を収めることです。それが、あなたの後に続く女性たちのために道を切り開くことになるからです。

ネアーさんは強い意志をお持ちですね。

ネアー氏:それは、父が常に私のことをサポートしてくれたおかげです。インドでは、男の子が生まれると喜び、女の子が生まれると悲しむのが、ごく一般的なことなのですが、父は常に私を応援してくれました。そして、仕事を続けるには、夫のサポートも欠かせませんでした。

 困難に挑戦するためには、理解者が必要です。特に、家族や友人が大切です。女性が働くには、周囲のサポートが欠かせません。子供が病気になったり、歳をとった両親を介護したり、いまだに家庭のおける多くの責任を女性が背負っています。

家族や友人に加えて、女性に対する会社からの特別なサポートも必要ですか。

ネアー氏:自由な働き方が可能な仕組みは必要でしょう。例えばユニリーバが取り入れている、テレワークなどを活用して、いつでもどこでも働ける、「アジャイルワーキング」という制度もその1つです。もちろん、女性に限らず、男性も利用できる制度ですが。

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「「女だから…」を跳ね返しインドから大出世」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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